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聖霊の降臨

説教:高橋正人 牧師
聖書箇所 使徒2:1-6

主イエスは十字架の苦しみを受けて死なれ、三日目に死からよみがえられました。その後、四十日間弟子たちに現れて、数多くの確かな証拠をもって御自身が生きておられることを示され、昇天されました。主イエスの昇天後、十日目の五旬節(ペンテコステ)の日に、聖霊が一つ所に集まっていた弟子たちに下ったのです。

Ⅰ.聖霊のバプテスマは、主を信じて待ち望む者全てに与えられる約束である。

聖霊が贈られるということは、父なる神の約束でした。主イエスは弟子たちに、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるので、エルサレムを離れないで、父の約束を待つようにと命じられました(使徒1:4-5)。彼らは主の言葉に忠実に従い、一つ所に集まり、一致した祈りと願いをもって、約束の成就を待ち望みました。彼ら自身の熱心さや人間的な力によって聖霊が与えられたのではありません。ただ主の約束に立ち、単純に待ち望んだ結果として聖霊が与えられたのです。私たちも、主の約束は必ず成就することをもう一度信じ、御霊の注ぎを待ち望みましょう。

Ⅱ.聖霊の降臨は、現実の出来事であり今も継続している。

使徒の働きの著者は、聖霊降臨の出来事を音で聞き、目で見た実際に起こった現象として記しています(使徒2:2-3)。この祭の時には、エルサレム神殿に巡礼するため大勢の人々がエルサレムに集まっていました。そのため、この聖霊降臨の出来事を多くの人々が目撃した反応も記されています。このことからも、聖霊降臨の出来事は、信者の主観のみの体験ではなく、客観的にも認められた事実であることがわかります。聖霊のバプテスマを受けた者は、御霊が語らせるままに他国の言葉で語り出しました。この異言の伴う聖霊のバプテスマは、二千年前の初代教会の信者のみに与えられた一回限りの体験ではなく、信じる者全てに与えられる変わらない約束です。聖霊に満たされるとき、聖霊は私たちの置かれている現実の中で力強く働き続けてくださいます。

Ⅲ.聖霊を受けた者は、キリストの証人となる。

聖霊のバプテスマを受けた初代教会のクリスチャンたちは、力を受けて主イエスを大胆に証ししました。主イエスを信じる信仰によって厳しい迫害を受けた者が大勢いましたが、迫害を受けるほどに、唯一の救い主であり、真の神であるイエス・キリストを信じ、またキリストを宣べ伝え続けたのです。聖霊に満たされた彼らにとっては、迫害という現実よりも、主イエスの現実の方が勝っていたのです。聖霊に満たされるときに、主が確かに共に居てくださるという生き生きとした現実がクリスチャンの生活に伴うようになります。その結果、私たちはどのような環境にあっても、キリストの証人として力強く主を証しする者となるのです。

聖霊を受けた弟子たちは、御霊に押し出されてエルサレムからユダヤとサマリヤの全土に広がり、地の果てにまでキリストを宣べ伝えました。聖霊は現在の私たちにもペンテコステの日と変わらずに継続して臨んでくださっています。主は求める者に、惜しみなく豊かに聖霊を与え続けてくださいます。今日、私たちはこの聖霊によるバプテスマを求めましょう。既に聖霊のバプテスマを頂いている方は、もっと御霊の満たしを求めようではありませんか。御霊に満たされることは過去の体験ではありません。今この時、主イエスが現実のお方として私たちの内におられる方であるということを知り、体験し、キリストの証人としてよき訪れをいっそう宣べ伝えてまいりましょう。

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