もう一度奮い立つ
私たちの教団は今年、教団設立時のみことばであるゼカリヤ書の言葉「すると彼は、私に答えてこう言った。「これは、ゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。」(ゼカリヤ書 4:6)を教団の聖句とするよう示されました。今日、この聖句を私たちの教会の聖句としたい。このみことばは、神殿の再建のために戻ってきた民がその気力を失わせて思い思いのことをし始め、再建を投げ出してしまったときに指導者に与えられた言葉でした。同じ時期に活動した預言者ハガイはゼカリヤと同様に神様からみことばをいただいています。『そのとき、主の使いハガイは、主から使命を受けて、民にこう言った。「わたしは、あなたがたとともにいる。――主の御告げ。――」 主は、シェアルティエルの子、ユダの総督ゼルバベルの心と、エホツァダクの子、大祭司ヨシュアの心と、民のすべての残りの者の心とを奮い立たせたので、彼らは彼らの神、万軍の主の宮に行って、仕事に取りかかった。』(ハガイ1:13-14)人びとは神がともにおられるというみことばを受け止め、聖霊さまが指導者と民一人ひとりに臨んでその心を「奮い立たせたので、~万軍の主の宮に行って、仕事に取りかか」り、神殿を再建したと記しています。今日私たちはもう一度、聖霊さまによって私たちの心を奮い立たせていただき、御国建設のために立ち上がりましょう。
① 聖霊さまが日々共に歩まれることを確認しよう
「わたしは、あなたがたとともにいる。――主の御告げ。――」聖書に幾たびも出てくるこの言葉からどんなに多くの人々が慰めを受け、励ましを受けてこられたことでしょう。主がともにおられるなら敵も障害も無きに等しいと考えて、勇敢に戦いに出、勝利をおさめ、大事業を成し遂げてきたのです。今日、聖霊さまが私たちとともにおられるという約束をしてくださっておられるにもかかわらず、私たちはともにおられないかのごとく、歩んでいるのではないでしょうか。まずは、ともにおられる聖霊さまを覚えつつ日々を歩み始めましょう。特別な人に特別な時に与えられていた時代は終わり、インマヌエルの主が「私はあなたを捨てて孤児とはしない」と言われ、聖霊様をお遣わしになっているのです。
② 聖霊さまの御力を再確認しよう
私たちは聖霊さまがともにおられることは理解しても、御力に対して過小評価をしている方が多いと思います。頭のどこかで「現代社会には通用しない」と考え、「私にはあらわされない」と思っているのです。私たちは聖霊さまの働きが現実のものであることをもっと期待すべきですし、経験すべきです。
③ 聖霊さまにより頼み、このお方が働かれるところを設けよう
私たち日本人は様々な準備をする習慣が付いています。あまりにも完璧に準備しすぎて、主が働かれるところがなくなってしまうのです。なされたことが周到に準備した結果なのか、聖霊さまの御業なのか分からなくなっているのではないでしょうか。はっきりと「これは人の業ではなく、主がなされた御業です」と告白できる経験をもっとしたいものです。そしてこの経験を通して、信仰が揺るぎないものとなり、人びとにみことばを伝える時の裏付けとなって、さらに大胆に福音を語ることが出来るようになるのです。 さあ、御霊に満たされて、主が建てられた指導者の下、御国の建設に取り掛かりましょう。