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キリストのある生活

説教:山城晴夫 牧師
聖書箇所 創世記8:1-5

神はノアの時代に悪のゆえに、人を地の面から消し去ろうとされたが、ノアと家族8人は箱舟に入ることによって救われた。キリストは「人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです。洪水前の日々はノアが箱舟に入るその日まで、人々は、飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりしていました」と言われるように、今の世がノアの時代と比較され、箱舟が「キリスト」、また「キリストの救い」にたとえられている。

神の計画(創世記6:14-16

箱舟の建造は神から出たもので人の考えによるものではない。その構造、寸法についても神はノアに示された。ちょうど人類の救いが神から出たもので、人の願いや肉の欲によるものではないことを語っている。(ヨハネ1:13エペソ1:9)そしてその救いが御子によって実現されることが旧約聖書の中で、いろいろなかたちで預言され、新約に至ってその成就を見るのである

神の招き(創世記6:18創世記7:1

神はノアと家族に箱舟に入るように招かれた。今も神はすでに十字架の上で完成された救い(箱舟)に入るように人々を招いておられる。(マタイ11:28)「今は恵みの時、救いの日」(Ⅱコリント6:2)とあるように、光のある間に主のもとにいかなければ、ノアの時代の人々が洪水にさらわれたように(マタイ24:39)永遠の悔を残すことになる

神の保証(創世記7:16

ノアと家族が箱舟の中に入ると、神は箱舟のうしろの戸を閉められた。「彼が開くとだれも閉じるものがなく、彼が閉じるとだれも開くものがない」(黙示録3:7)と言われているように内にいるものは外からの影響を受けるものではない。神の御手が守り、支えられるからである。

神の保護(創世記8:1

神は箱舟の中にいるノアとすべてのものを心に留められた。キリストは空の鳥や野のゆりが天の父に養われていることを語られ「自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、からだのことで、何を着ようかと心配してはいけません。あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます」と言われている。

このように箱舟はキリストにたとえられていて、もし、私たちがキリストの中にあるならば、祝福された生活が約束され、保証されていることがわかる。しかし、私たちの信仰生活がマンネリ化してしまったり、形骸化してしまい、恵みが当たり前となってしまうような危険がともなっていることも心に留めなければならない。主はエペソの教会に対して「あなたは初めの愛から離れてしまった。それで、あなたはどこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行いをしなさい」と言われ、ラオデキヤの教会に対しては「あなたはなまぬるく、熱くも、冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう」と語っておられる箱舟の中は居心地がよい。

最後に神がノアに対して「箱舟から出なさい」と言われている。私たちの存在はエクレシヤ(集合)であり、デアスポラ(離散)でなければならない。キリストのもとに行き、いのちと力を受けた私たちは全世界に出て行って、すべての造られた者に福音を伝えなければならない。マルコ16:15 ローマ10:14,15

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