受難週 みことばメール(4/15)

4月15日(金)完了した

 

聖書箇所:「イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。」(ヨハネ19:30)

 

 主イエス・キリストは、十字架上で最後の7つの言葉を語られました。そのうちの1つは「完了した」と言う言葉です。これは勝利宣言です。神の救いのご計画は、キリストによってすべて「完了した」のです。罪の支払う報酬は「死」ですが、その罪を帳消しにし、死を滅ぼすために、主イエスは、神の御子であるご自分の命の代価を支払って下さいました。神は、御子の犠牲によって、罪のために支払うべきものを全て完済してくださったばかりか、主を信じる者には永遠の命を与えてくださるのです(ローマ6:23)。
 
 完了した救いに、人が付け加えたり、削除する余地は全くありません。人の方法によらず、主イエスを救い主と信じた者は誰でも救われます(ローマ10:10、13)。私たちの歩みには、いろいろな困難や試練、挫折や失敗があることでしょう。しかし、主イエスを通して成された神の救いを受け取ること以上の幸いはありません。最後まで耐え忍んでキリストの愛にとどまり続けるなら、主の偉大な御手のわざと栄光を見ると約束されています(マタイ24:13)。

 

 主の救いを感謝し、主にいっさいを委ね、今日も神の愛の内を歩みましょう。神はご自身の約束に真実なお方ですから、主イエスを信じるあなたの内に、神の救いの働きを必ず「完了」して下さいます。

 

 

■「十字架の日」を覚えつつ、病の中にある方々、弱さを覚えている方々のために、癒やしと励まし、信仰の強めがあるように、お祈りしましょう。

 

 

 

「この人を見よ」ドメニコ・フェッテイによる原画の模写
Ecce Homo (c.1700-1800) Domenico Feti (after)

 

画中のラテン語:
Ego pro te haec passus sum (This Have I Suffered for You)
Tu vero quid fecisti pro me (Now What Will You Do for Me)

-我このすべてを汝のために苦しめり、汝わがために何を為せしや-

 

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