4月17日受難週の御言葉

「さて、過越の祭りの前に、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時が来たことを知られたので、世にいる自分のものを愛されたイエスは、その愛を残るところなく示された。」(ヨハネ13:1)

 

今日のみ言葉に、十字架の死を目前にした主イエスが、「その愛を残るところなく示された」とあります。これは、言い換えるなら「自分が空っぽになるまで、ありったけの愛を弟子たちに注がれた」ということです。
私たち人間は、一番良いものを自分のために取って置こうとして、よく「出し惜しみ」をします。でも、父なる神は、私たちに対して「出し惜しみ」をされませんでした。もし神が少しでも出し惜しみをされたなら、私たちの救いはありませんでした。しかし、父なる神は、ご自分のひとり子である御子イエスを通して、ご自分の愛を「残るところなく」示してくださったのです。「全き愛は恐れを締め出します」(Ⅰヨハネ4:18)。

もし、いま、私たちのうちに恐れや不安があるなら、この受難週の間に、もう一度、主イエスを見上げましょう。「主よ、あなたの完全な愛をしっかりと受け取り、あなたの愛に心から応えることができますように。主イエスの名前によって祈ります。アーメン」

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