5月27日（土）

聖書箇所：しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。(使徒の働き 1:8)

 　使徒の働き1:8は、主イエスによる世界宣教の“計画書”です。「聖霊があなたがたの上に臨むとき…わたしの証人となる」「地の果てまで」…これ以上ないほどシンプルな約束であり、しかも遠大なビジョンを掲げた一大計画です。

　主イエスは、弟子たちが自らこの計画を進め、成し遂げることを求めてはおられませんでした。そもそも、恐れおののき、自分の弱さを嫌というほど覚えていた弟子たちに、そのような事は不可能だったことでしょう! 宣教の主導権を握っておられるのは、あくまでも、助け主である聖霊です。私たちではありません。聖霊が私たちに臨む時、「力」を受け、その結果、力強い主の復活の証人として、主と共に、主が導かれるところに遣わされて行くのです。これは、初代教会時代も、21世紀を生かされている現代の教会も変わりません。

　主イエスは「わたしの父は今に至るまで働いておられます。それでわたしも働いているのです。」(ヨハネ5:17)と語られましたが、私たちは、聖霊の力によって、主イエスと共に、神の救いの大きな計画と働きに参加する者とされます。それは、私たちも共に、主の大きな喜びにあずかるためです。聖霊の力を受け、主の証し人とされることは、すべてのクリスチャンに与えられた、恵みの特権です!