聖書の言㉑ 傷ついた葦を折ることがない

 正義を勝利に導くまで、 彼は傷ついた葦を折らず、くすぶる灯心を消さない。

(マタイ12;20)

今は世界中が新型コロナショックの渦中にあって、改めて人間は自然界ではやっぱり弱い存在だったのだとつくづく思わされます。これだけ科学が発達している現在でも、ほとんど世界中にコロナの被害が拡大しているのが不思議に思えるくらいです。

しかし、かのパスカルが言うように、“人間は弱い存在ではあるが「考える葦」” なのだから、この危機を乗り越える画期的な知恵が一日も早く与えられることを期待する日々です。

 

 

しかし神様はそのような弱い傷ついた葦のような存在にも、愛を注ぎ見守ってくださるというのです。コロナウィルスに痛めつけられ、分断と格差がこの世界をさらに引き裂こうとする時にこそ、傷ついた葦に注がれる神の愛をしっかりと受け止め、ここにすべての人に与えられている希望を心から感謝して受け止めたいものです。

                                                                                                  <オアシス館担当S・M>

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