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『主は生きておられる』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰ列王記17:1-16

はじめに

本日の聖書箇所から、主なる神は今も生きておられるお方であることをみてまいります。

Ⅰ.今という時代に遣わされる

預言者エリヤは、北イスラエルのアハブ王時代に遣わされました。王は「彼以前のだれよりも主の目に悪であることを行った」(Ⅰ列16:30)王であり、民はその王に倣って生活していたのでした。

神は、誰も神を求める人がいないような時代であっても、「主は生きておられる」ことを力強く示すために、預言者をイスラエルに遣わされました。さらに、飢饉が厳しくなる中、神は遣わした者を養うために、烏や一人のやもめを用いました。神は、人間的には有り得ない方法でご自身が生きておられることを明らかにされたのです。主イエスは、私たちを「地の塩」、「世の光」と呼んでこの時代に遣わしています。私たちを通して、主が生きておられることが示されるのです。主の証人として立てられていることを覚えて、福音を伝えて行きましょう。

Ⅱ.エリヤを養った神は私たちを養う神

エリヤはアハブ王に、「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによるのでなければ、ここ数年の間、露も降りず、雨も降らない。」(Ⅰ列17:1)と告げます。これは、アハブ王に対する警告(申命記11章、28章)と同時に、偶像の神に信頼することの無意味さを示す戦いでもありました。王は、当然怒ってエリヤを亡き者にしようとします。しかし、神はエリヤを守り養うことを告げられたのです。

エリヤは神の約束通り、ケリテ川のほとりで何羽かの烏に養われます。これは、常識的には有り得ないことで、彼はこの体験を通して「神が生きておられ」ることを学んだのです。これは、彼の次の働きのための備えとなりました。「神は、キリスト・イエスの栄光のうちにあるご自分の豊かさにしたがって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。」(ピリピ4:19)ハレルヤ!

Ⅲ.一握りの粉とほんの少しの油によって

エリヤは、次に、神が告げられた通りシドンのツァレファテに行きます(Ⅰ列17:9)。彼はそこで、一人の女性と出会いますが、話している中で、その女性が「あなたの神、主は生きておられます。」と言うことばを聞き逃しませんでした(Ⅰ列17:12)。彼女は預言者に、最後の食事をして、子どもと一緒に死のうとしていることを告げました。エリヤはその僅かなもので、まず自分のため、すなわちこれからの神の御業のために、食事を用意するように命じます。これに従ったやもめとその子は、主が地の上に雨を降らせる日まで、「主が地の上に雨を降らせる日まで、そのかめの粉は尽きず、その壺の油はなくならない。」とみ言葉の約束の通り養われたのです(Ⅰ列17:13-16)。

やもめは、エリヤが語る神の言葉に従って、自分の持っている一握りの粉と、ほんの少しの油を、先ず神に捧げました。神はその僅かなものを用いて、神の偉大な御業を彼らに体験させたのです(マタイ14:17-21)。私たちも、持っているものが僅かでも、信仰をもってそれを主に捧げる時、主はそれを用いて偉大な主の栄光を現わしてくださるのです。創造主なる神は、私たちの信仰を喜ばれるお方なのですから(へブル11:6)。

おわりに

主なる神は、今も生きて働いておられます。私たちがどの様な状況にあっても、主に叫ぶとき、主は確かに応えてくださいます。私たちはその主に叫び、主が祈りに応えてくださることを信じて、主に信頼して信仰から信仰へと歩ませていただきましょう。

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