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『いと高き神に誉あれ』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 創世記14:1-24

はじめに

本日は、神の約束は必ず成就して行くことをみてまいります。

Ⅰ.現実生活の中にある神の助けと幸い

アブラム(アブラハム)と彼の甥ロトは、四人の大国の王たちの連合国と、ソドム、ゴモラなどをはじめとする五人の王たちの連合国の戦いに巻き込まれてしまします。この戦いで、打ち破られた四つの連合国は、全財産と食糧を奪われ、ロトは四連合王国に連れ去られてしまいます(創14:1-11)。

聖書は、このことを通して、神の民もその時代の影響下にあることを示しています。これは今も同じで、私たちもこの世の現実の中に置かれています。その中で、聖徒たちは何を選び取るのかが問われます。アブラムのように、神に信頼して信仰による決断をし、主を選び取って行きましょう。神は祝福の基であり、全ての祝福は神から来るのですから(詩篇84:11-12)。

Ⅱ.主に信頼して最善を尽くす

四人の王の連合国に、甥のロトが連れ去られたことを知ったアブラムは、甥を助けることを決めます。彼は、家で生まれて訓練された者三百十八名を引き連れて、夜に軍勢を二手に分けて敵を襲って勝利します。彼は、数少ない手勢で大軍と戦うための効果的な作戦を立てましたが、神の守りと助けによって勝利したことを知っていました。

彼は、自分のなすべきことを決め、持っているものをもって全力を尽くして実行し、同時に神が共にいて導いてくださると信じました。私たちも、どんなに小さく、僅かとしか思えないことでも、神から与えられた賜物をもって、精一杯神に仕えて用いる時、神が大いなる御業を表してくださることを覚えましょう。私たちは、主から与えられた賜物を用いるなら、神の偉大な業を見るのです。

Ⅲ.大祭司イエス・キリスト

アブラムが敵を打ち破って凱旋してきた時、サレムの王であり、いと高き神の祭司メルキゼデクが彼を祝福します。アブラムは、メルキゼデクを通して、神を礼拝し、また神からの祝福を頂きました(創世記14:19-20)。これは、アブラムの勝利は、主なる神によるということです。そして、神による彼への約束(創世記12:1-3)が、必ず成されることのしるしでもありました。

聖書は、このメルキゼデクを主イエス・キリストを指し示す者として語っています(へブル7章)。大祭司イエス・キリストは、その十字架によって人の罪を赦し、父なる神との隔ての壁を壊し、永遠の命に生きる約束と祝福を与えてくださいました。私たちは大祭司である救い主イエス・キリストに感謝し、神の御名をほめたたえ続けて行きましょう。

おわりに

私たちは、現実の真っただ中にあって、主イエスの父なる神を礼拝する恵みを与えられています。主イエスの十字架の贖いによって、私たちは罪赦され、神の子とされ、永遠の命に生かされている幸いを覚えるからです。主の御名をほめたたえましょう。そして、この救い主を隣人に伝えて行きましょう。

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