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『平和の王イエス・キリスト』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ルカ19:28-40

はじめに

本日から受難週が始まります。救い主である主イエスは、永遠の御国の王でもあることをみてまいります。

Ⅰ.主イエスは王

主イエスは、十字架の贖いを成し遂げるために、子ろばに乗ってエルサレムに入城されます。人々は、主イエスをローマ帝国の支配から解放する王として大喜びで迎えました。しかし、主は神の平和をもたらす王として来られたのです。

この時、主は人々の歓迎を止めさせようとはしませんでした。それは、イエスが「主の御名によって来られる方、王」であることは、旧約聖書の預言者たちを通して預言されていたことであり(ゼカリヤ9:9-10等)、真実だったからです。聖書の約束の通り、やがて主は再臨の時に永遠に続く神の国の王としてこの世に帰って来られます。その時を覚えて、主と共に歩みましょう。

Ⅱ.主のみことばに従い仕える幸い

主はエルサレムに入城される時、二人の弟子たちに子ろばを用意するように命じられました。そして、主は「主がお入り用なのです」と語るべきことばを授けました。弟子たちは主に従って、言われた通りに語って子ろばを主のもとに連れて来ることができました。

弟子たちは、主に従ったことによって使命を果たしたばかりではなく、主のことばを宣言する大切な働きをする者として用いられたのです。目の見えなかった物乞いの人や(ルカ18:35-43)、取税人ザアカイも(ルカ19:1-10)、主のみことばに従って歩みだしたとき、神の救いを頂いたのです。主が、各自に語られているみことばに従う時、与えられた信仰(一ミナ)が何倍もの実りを結ぶのです。「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」(ルカ11:28)

Ⅲ.平和の王イエス・キリスト

大勢の弟子たちは、主がエルサレムに入られるのを見て、神を賛美しました(ルカ19:37-38)。賛美の中に、「天には平和があるように」とありますが、主が王としてもたらしてくださる勝利は神にある平和です。

王である主のエルサレム入城は、主を信じるすべての者に神との平和を与えるのです。主の十字架の死と三日目の復活、そして昇天によって、罪と死の力が完全に打ち破られ、神との平和が打ち立てられたのです(エペソ2:14-17)。神とのまことの平和を頂いた私たちは、神による救いの恵みを感謝し、神の御名をほめたたえつつ、ますます主の救いのよき訪れを宣べ伝えて行きましょう。

おわりに

主イエスは、私たち救いの王として十字架の贖いを成し遂げてくださいました。王である主は、天においてすでに完成している神にある平和を携えて、再び世に来て下さいます。主を待ち望みつつ、主に信頼して歩み続けましょう。

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