礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2025年礼拝メッセージ

『悔い改めたイスラエルの民』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰサムエル7:1-17

はじめに

本日は、悔い改めと罪の赦しについてみてまいります。

Ⅰ.罪の告白と悔い改め

神の契約の箱がイスラエルに帰ってきておよそ20年が経ったころ、民は主を慕い求めはじめます。その時、サムエルは民に偶像を取り除き、主に立ち返るなら、主はペリシテ人の手から救い出してくださると告げます。民は直ちにその勧めに応えて、偶像の神々を取り除き主に従いました。サムエルは民をミッパに集め、主に祈りました。その結果、民はペリシテ人に勝利したのです。

サムエルは、軍事力によってではなく、主に祈って勝利したのです。その祈りは、敵を呪うことではなく、神の前に自分たちの罪を告白し、悔い改めて赦しを願うものでした。神との真実な交わりを求めるとき、すべてはそれに加えて与えられるのです(詩篇51:17)。

Ⅱ.神の力による救いのみわざ

サムエルの呼びかけに応えて、イスラエルの人々はミツパに集まって悔い改め、偶像を取り除き主に立ち返りました。ペリシテ人の領主たちはこれを見て、イスラエルに対して大軍をもって攻めてきました(Ⅰサムエル7:7)。この時、サムエルが主に叫ぶと、主はペリシテ人の上に大きな雷鳴をとどろかせて打ち負かしたのです。人の力によるのではなく、神の力による救いのみわざです。

イスラエルの民が信仰に目覚め、悔い改めて神に立ち返った途端に危機が迫ってきたように、主の恵みを妨害しようとすることが起こることがあります。私たちの戦いは血肉に対するものではなく、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです(エペソ6:12)。サムエルたちのように、主に信頼し、主の名を呼びもとめましょう。主の名を呼ぶ者は救われるのです(Ⅰヨハネ5:5)。

Ⅲ.エベン・エゼル

イスラエルは、神によってペリシテ人に勝利しました。サムエルはこのことを忘れないために、また主に感謝を表すために記念の石を置きました。そして、それに「エベン・エゼル」(ここまで主が私たちを助けてくださった)という名をつけました。この「エベン・エゼル」という言葉は、後のイスラエルの民が解放を経験する時に語る合言葉のようになりました。

主イエスは、十字架で死なれましたが、三日目に復活され死に打ち勝たれました。主を信じる者は、信仰によって罪赦され、神の子とされ、永遠の命が与えられているのです。主が与えてくださった勝利を記念し、主に感謝しその御名をほめたたえましょう。「神は、それほど大きな死の危険から私たちを救い出してくださいました。これからも救い出してくださいます。私たちはこの神に希望を置いています。」(Ⅱコリント1:10)

おわりに

主なる神は、人々が不信仰であっても見捨てず、悔い改めて主の前に立ち返ってくることを願っておられるお方です。主との正しい交わりに生きるなら、主は人の考えが及ばないような方法で道を開き、私たちを祝福に生かしてくださるのです。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分