礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2025年礼拝メッセージ

『遣わしたのは神』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 創世記45:1-15

はじめに

本日の聖書箇所から、神に全く信頼する者の幸いをみます。

Ⅰ.主がともに居られるから

ヨセフは17歳の時、二つの夢を見ます(創世記37:5、9)。それらの夢は、両親と兄たちが彼の前で地に伏して彼を拝むというものでした(創世記37:10)。これを聞いた兄たちは激しく彼を妬み、それによって彼はエジプトに奴隷として売られてしまいます。

彼は売られた所で、その家と家の全財産を管理することを任されます。「主が彼とともにおられた」からです(創世記39:2)。神が共におられるなら、周囲の環境や立場などには関係なく、神は祝福してくださいます。今も変わらない主は、私たちと共に居て、祝福を与えてくださることを覚えましょう。

Ⅱ.神の子としての訓練

ヨセフは、ファラオの廷臣で侍従長のポティファルに仕えます。後に、彼はその主人の妻に誘惑されますが、神を畏れ、主人への誠実さを示した故に、かえって王の監獄に投げ込まれます。しかし、主が共に居られたので、彼は監獄の長の心にかなう者とされ、全ての管理を委ねられ、そこにいる者たちが神の祝福を受けたのです。

後に、彼はその監獄を出て、エジプト王の前に出て、王の見た二つの夢を解き明かします。そのことで、王は彼を王に次ぐ者としてエジプトの支配権を与えます(創世記40:39-40)。彼は様々な苦難を通りましたが、それら一つ一つが神からの訓練であり、苦難を通して練られた品性が築き上げられていったのです。キリストの救いを頂いた私たちは、信仰の訓練を受けて成長させて頂き、神の栄光に与る者とされていることを覚えましょう(ヘブル12:6)。

Ⅲ.主に信頼する幸い

エジプトの宰相となったヨセフは、兄たちと再会した時、神は彼の一族を救うために、先に自分を遣わしたことを告げます(創世記45:7)。彼は、神のご計画を忘れず、神が共に居られることを信じていたのです。

ヨセフの歩みは、神の計画を信じて歩む者の姿です。周囲の状況や人の思惑などに左右されずに、神に信頼して歩む生き方です。神は、「私たちすべてのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡された」お方です。その神は、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださるのです(ローマ8:32)。すべてのことを益となるようにしてくださる神に、信頼しようではありませんか(ローマ8:28)。

おわりに

ヨセフは、神が与えてくださったご計画を信じて歩みました。その約束とは、彼と彼の家族、そして神の民を救うというものでした。その神の救いの約束は、今は主イエスの十字架によって完成されています。主イエスを信じる者は救いを頂き、神と共に歩む幸いに入れられていることを覚えましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分