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『キリストの平和によって』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 エペソ2:11-22

はじめに

2025年最初の礼拝です。キリストによって一つの神の民とされている幸いをみます。

Ⅰ.キリストにある神の民、神の家族

初代教会時代、福音宣教が拡大するにつれて、教会には多くの異邦人クリスチャンたちが誕生して行きました。そのような中、エペソの教会において、ユダヤ人キリスト者と異邦人キリスト者との間に、様々な対立や軋轢が起こって行きました。ユダヤ人たちにとって、異邦人は神の救いの外にいるものであり、逆に異邦人は聖書の神を、自分たちとは無関係なユダヤ人の神としか認識していませんでした。

聖書は、その様な彼らに対して、神は全ての民を救い、神を知ることを願っておられ、そのために御子イエスを世に遣わし、その十字架の贖いによって全て主を信じる者を神の民としてくださる救いの道を備えてくださったことを語っています。誰であっても、主の救いを頂いた者は、神の民、神の家族であり、キリストの教会なのです。

Ⅱ.キリストこそ私たちの平和

パウロは、主イエスの十字架の贖いは、「隔ての壁である敵意を打ち壊し」平和を実現することを教えています(エペソ2:14-18)。ここでの「平和」とは、「二つのものを一つにする」ことで、具体的にはユダヤ人と異邦人キリスト者が一つの御霊によって結び合わされ、神との平和とともに生きる者とされることです。

人と人との平和は、神との平和から始まるもので、主の十字架の贖いによって与えられるのです。主の十字架は罪という父なる神との隔ての壁を打ち砕き、神と和解させ、神との平和な関係に生きる者とするのです。主を信じて神との和解を受け入れるとき、だれでも同じ主を信じる信仰の兄弟姉妹として、平和の交わりに生かされることを覚えましょう。キリストこそ私たちの平和だからです。

Ⅲ.神に召し集められた共同体、教会

パウロは、主イエスによる平和を語り、続けて教会について語ります。教会は神の民、神の家族、すなわち神に召された者たちの共同体です。キリスト者は、ただ神の恵みによって神の民とされたのです。さらに、教会を「聖なる宮」と言っています。この建物の土台は「使徒と預言者」であり「要の石」は主イエスです。教会は、御言葉を土体とし、聖霊の働きによって「築き上げられ、御霊によって神の御住まいとなるのです」(エペソ3:22)。今年も、一人ひとりが神の御言葉に堅く立ち、聖霊に導かれて歩み続ける年とされましょう。

おわりに

教会は、キリストという要の石により、使徒、預言者という土台によって建てられています。しかし、それは完成する途上にあります。今年も主の再臨の時の完成を目指し、御言葉に堅く立ち、聖霊に導かれて歩み続けましょう。

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