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『天国のかぎ』

説教:髙橋恵子師
聖書箇所 マタイ16:13-21

はじめに

今日はファミリー礼拝です。主イエスを信じる信仰という揺るぎない土台の上に、大人も子どもも、祝福を共に受け継ぐ神の家族、教会とされていることを感謝しましょう。

1)「あなたがたはわたしをだれだと言いますか」

ピリポ・カイサリアの地方に行かれたとき、主イエスは弟子たちに「人々は人の子をだれだと言っていますか」(16:13)と尋ねられました。「人の子」とは、主イエスご自身を指しています。当時の人々は、主イエスの言葉と力ある働きを見聞きして、「バプテスマのヨハネ」「エリヤ」「エレミヤ」のような「預言者」ではないかと考えたようです。それに対して、主イエスは「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」(16:15)と問いかけられます。

これは、弟子たちだけでなく、私たち一人ひとりに問われている言葉でもあります。この主イエスの問いかけに対してどのように答えるかは、極めて重要です。主イエスがどのようなお方なのか、その答えこそが信仰の土台であり、人生の歩みのすべてとその後を永遠に決定づけると言っても過言ではないからです。

2)ペテロの信仰告白

「あなたは生ける神の子キリストです。」(16:16) このペテロの答えに、主イエスに対する信仰が凝縮されています。「生ける神の御子」…預言者よりはるかに優れたお方です。豊かないのちを与え、全能の力を現わして下さる神、父なる神と一つであるお方ということです。「キリスト」…神の特別な使命のために「油注がれた者」です。旧約聖書で預言されていた通りのメシヤであり、人を罪と死の呪いから解放する救い主です。

ペテロは、自分が告白したことを深く理解していたわけではありません。しかし主イエスは、ペテロに対し「あなたは幸いです」と宣言されました。父なる神は、み言葉と共に私たちの内に働いて、人の考えでは到達できない、主イエスを信じる信仰を引き出して下さいます。神の言葉を聞き、主イエスへの信仰に至ることこそ、救いと幸いの道であり、神が最も願われていることであることを覚えましょう。

3)天国の鍵を委ねられている教会

「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません」(16:18) 主イエスが「岩」と言われたのは、「あなたは生ける神の御子キリストです」との信仰告白のことです。「岩」と名付けられたペテロ自身は、粉々に砕けてしまうような弱さがありました。私たちも同様に脆く弱い者です。しかし、主イエスに対する信仰は、どんなに小さくても砕けるどころか、かえって、その信仰の上に「教会(エクレシア)」=「神によって呼び集められた群れ」が建て上げられると主は約束して下さいました。

死の力も及ばない、神のいのちと救いの力が働いている集まり、それが主イエスをキリストと告白する教会です。教会には、「天の御国の鍵」が与えられています。地上で、主イエスを我が主・我が神と心から信じる者はみな、天に国籍を持つ者とされ、聖霊により、生きて働く神のご支配の中を歩むことができるのです。

おわりに

主イエス・キリストは、十字架の死と復活により、よみの力を完全に打ち砕いて下さいました。「天国の鍵」を与えられている主イエスの教会として、今週も共におられる生ける主に信頼して歩み続けましょう。

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