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『救われて、真理を知るように』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰテモテ2:1-7

はじめに

本日は、神はすべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられることについて見てまいります。

Ⅰ.すべての人のために祈りなさい

パウロは、教会の内外で起こる厳しい状況の中で、「信仰と健全な良心を保ち、立派に戦い抜くため」に、何よりも先ず「すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために」祈るべきことを勧めます(Ⅰテモテ2:1)。

すべての人のために、また王や高い地位にある人のために祈ることは、神の御心であると同時に、「私たちがいつも敬虔で品位を保ち、平安で落ち着いた生活を送るため」なのです(Ⅰテモテ2:2-3)。すべての権威は、神によって立てられたものであり(ローマ13:1)、権威を持つ者は、神の立てた秩序の下で、すべての人のための平和と幸福のために託された職務を果たすべき人たちだからなのです。私たちには、それぞれに重要な差し迫った事が多くあります。しかし、祈りほど重要で差し迫ったものはないことを覚えて、祈ることからすべてのことを始めようではありませんか。

Ⅱ.神の御心

さらに、聖書がすべての人のために祈るように命じているのは、神がすべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられるからです(Ⅰテモテ2:4)。神の御心は、すべての人が主の救いに与ることです。父なる神が御子イエスをこの世に遣わされたのは、イエスを信じる者が一人として滅びることなく、永遠の命を受けるためでした(ヨハネ3:16)。私たちの救いのために、父なる神は御子が十字架にかかることをも惜しまれなかったのです。

また、神の救いを受けた者は、主なる神、すなわち「真理を知る」ようにされたのです。「真理を知る」とは、主なる神を「あなたと私」という関係で知るということです。神を深く知るほどに、私たちはキリストに似る者そして成長するのです。それは、「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わされたイエス・キリストを知ること」(ヨハネ17:3)だからです。

Ⅲ.神の救いの証人とされた私たち

パウロは、すべての人の救いを願っておられる神の御心を教えて、神とその救いの御業について語ります。すなわち、「神は唯一である」ということ。また、「神と人との間の仲介者も唯一であり、それは人としてのキリスト・イエス」であるということです(Ⅰテモテ2:5)。そして、彼自身はこの偉大な主イエスを証しし、福音を宣べ伝える宣教者、使徒として任命されたことを語っています。

パウロに与えられた神の使命は、テモテだけでなく今日の私たちクリスチャンにも与えられているものです。それぞれが今置かれている所、遣わされている場所で、すべての人が神の救いを受けてほしいと願う神の御心を覚えて、主イエスの福音を証しして行こうではありませんか。私たちはすでに、万物の創造主であるお方によって、「地の塩」、「世の光」(マタイ5:13、14)とされているのですから。

おわりに

神の御心は、すべての人が救われて、真理を知るようになることです。神の御心を自分の心として、それぞれが遣わされた所で、主に祈りつつ、聖霊に導かれて福音を証していく者とさせて頂きましょう。

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