礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2021年礼拝メッセージ

『人にはできないことが、神にはできる』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 ルカ18:15-30

はじめに

本日は、人の救いという、誰にもできないことを可能にしてくださった、神の恵みの幸いを見てまいります。

Ⅰ.幼子のように神の国を受け入れる

主イエスは、これまで神の国、神の支配を受けることについて語ってこられました。そして、「子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、入ることはできません。」(ルカ18:17)と語られました。

これは、成長することをやめて子どもと同じようでありなさいということではありません。幼子が、親や周りの人々の世話にならなければ生きてはいけないように、神の恵みとあわれみなくしては生きて行けないということを知って、その様な者をも憐れんで愛してくださる神に信頼し、神の恵みを求めて歩むことを教えたのです。主なる神の前に、幼子のように立たせていただく恵みを覚えましょう。「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる」(ヤコブ4:6)のですから。

Ⅱ.主なる神だけが永遠の命を与えてくださるお方

主が幼子を祝福された後、主のもとに一人の役人が来て、永遠の命を自分のものとして受けるために、何をしたらよいのかと問います(ルカ18:18)。主は、「あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい・・・そのうえでわたしについて来なさい」と答えます(ルカ18:22)。これは、持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けることが救いの条件であるというのではなく、この世のものよりも、創造主なる神に全信頼をおいて生きることが永遠の命の決め手になることを教えられたのです。

人は行いによっては、誰一人として神の救いを頂くことはできません。誰も律法を完全に行うことはできないからです(ガラテヤ2:16)。主イエスだけが、人に救いを与えることができるお方です(使徒4:12)。主の十字架の贖いによって、「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われ」(ローマ10:13)、主イエスを信じる者には永遠の命が与えられるのです(ヨハネ3:16)。今、主イエスをあなたの心に迎え入れ、救いを頂きましょう。

Ⅲ.人にはできないことが、神にはできるのです

主イエスの答えを聞いた役人は、非常に悲しんで主のもとから去って行きました。彼は、たいへんな金持ちだったからです。主はそれを見て、「裕福な者が神の国に入ることは、何とむずかしいことでしょう。金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」(ルカ18:24-25)と語られました。

主の言葉を聞いた人々は、驚いて「それでは、だれが救われることができるでしょう。」と言います(ルカ18:26)。これは、私たちも同じでしょう。しかし、主は「人にはできないことが、神にはできるのです。」と語られます(ルカ18:27)。主の十字架の贖いによって、主を信じる信仰によって罪人が救われるという「らくだが針の穴を通る」ような救いの道が備えられたのです。不可能を可能にしてくださる神の御業を覚えて、主に信頼して歩み続けようではありませんか。

結 び

父なる神は、私たちの救いのためにひとり子イエスを十字架にかけられました。主の十字架によって、罪人の罪が赦され、永遠の命を頂くという、人には不可能なことが可能となったのです。救いは、誰にでも与えられているのですから、今こそ、キリストの救いを信仰をもって頂こうではありませんか。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分