礼拝説教

礼拝メッセージ

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『主が呼び寄せられる』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 マルコ3:7-13

はじめに

本日の聖書箇所から、私たちは主イエスを宣べ伝えるために呼ばれたものであることを見てまいります。

Ⅰ.主を心の王座に迎える

パリサイ人とヘロデ党の人たちは、主イエスが安息日に片手のなえた人をいやしたことで、一緒になって主を葬り去ろうとします(マルコ3:6)。これは、主イエスが神から遣わされた者と認めようとしない心の頑なさのためでした。

主イエスは、父なる神からこの世に遣わされた王の王、主の主です。主は私たちを愛し、罪からきよめて神の民とするために来てくださいました。父なる神が私たちに対して示された愛は、主イエスの十字架の贖いです。主イエスを心の王座に迎え入れるとき、主は罪を赦してくださり、キリストの命に豊に生きる歩みをさせてくださるのです。主イエスを心に迎えましょう。

Ⅱ.御言葉を通して主と出会う

主イエスと弟子たちが、湖のほうに退かれたとき、大勢の人々が主についてきます。しかし、主はそれを見て、弟子たちに小舟を用意させ、それに乗って岸を離れます。このことは、人々が求める癒やしや苦しみなどの解決を与えることが主の第一の目的ではないことを示しています。人間の究極的な救いは、病のいやしや様々な苦しみ、悲しみからの解放以上に、主なる神を知ること以外にないからです(ヨハネ17:3)。

私たちは今、御言葉と御言葉の説き明かしを通して、主と出会うことができます。神との豊かな交わりに生きるために、神の御言葉を聴こうではありませんか。「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」(ローマ10:17

Ⅲ.キリストを宣べ伝える

「汚れた霊どもは、主イエスを見ると、みもとにひれ伏し、『あなたこそ神の子です』」と叫びました。主は、それらに対してご自身のことを知らせないようにと、きびしく戒められました(マルコ3:11-12)。このことは、12人の弟子たちを任命することと関係しています。これらの12人は「使徒」と呼ばれて、神の国の福音を宣べ伝えるために任命され、また「悪霊を追い出す権威」を与えられます。神の御国の福音は、汚れた霊によってではなくて、主イエスによって派遣された使徒たち、また後の教会の伝道によってこそ宣べ伝えられていくべきものだからです。

主イエスの十字架の救いを頂いた私たち教会こそが、御言葉の宣教と、それに伴う汚れた霊に対する勝利とその力からの解放のための権威を委ねられているのです。主の救いを頂いた全ての者は、御言葉を宣べ伝えて行くための力である聖霊を頂いていることを覚えて、主イエスを宣べ伝えて行きましょう。そのために、主は私たちを呼び集めて下さったのですから。

結 び

私たちは、主イエスの十字架の贖いによって、主と共に生きる幸いと永遠の命という希望を頂きました。今の世の歩みがどの様なものであっても、必ずそこに神の恵みが共にあることを信じ、神を仰ぎ望みながら歩み続けましょう。

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