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『天にいます私たちの父よ』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 マタイ6:9-13

はじめに

本日は、主イエスが教えて下さった「主の祈り」の、父なる神への呼びかけを見てまいります。

Ⅰ.神を「父」と呼べる幸い

主イエスは、私たちが祈るとき、天の父なる神に向かって「父よ」と呼びかけるべきことを教えられました。私たちは、神の前に罪人であり、滅ぼされても当然の者でした。しかし、御子イエスの十字架の贖いによって、罪を赦されただけではなく「神の子」という身分を与えられ、神に「父よ」と呼びかけることができるようにされたのです。

子どもを愛してやまない父親が、子どもとの交わりを求めて、話しをすることを喜ばれるように、父なる神は、私たちが神の御許に来て、祈り語りかけることを求めておられます。「父よ」と呼びかけられることの大いなる幸いを覚え、神に近づき、祈り語りかけ、神との豊かな交わりに生きようではありませんか(ヤコブ4:8)。

Ⅱ.私たちの父なる神

父なる神を呼ぶとき、「私たちの父よ」とあります。この言葉から、私一人の神ではなく、救われたすべての者の神であるということが分かります。私たちは、主イエスの十字架の贖いによって、同じ救いを頂き、神が建てられた一つの群れである教会の一員とされました。教会に属する者はみな、主イエスによって御国の家族という祝福の中に入れられたのです。神に祈る時、自分のことばかりではなく、兄弟姉妹のことも常に覚えて祈るべきです。

主は、二人が心を一つにして祈るとき、そこに共におられること、そして天の父なる神はそれをかなえてくださると語られました(マタイ18:19-20)。神の教会に呼び集められたものとして、共に執り成しの祈りをもって励まし、仕え合い、主の教会を建て上げて行きましょう(エペソ4:16)。

Ⅲ.御名があがめられますように

主は、神への呼びかけの後、直ちに「御名があがめられる」ことを第一に祈るべきことを示されました。神が神として畏れ敬われ、礼拝されるようにということです。私たちの信仰の歩みは、神の栄光を現わし、永遠に神を喜ぶためのものです。天地万物を創造され治めておられる神は、全ての祝福や善きものの根源です。

神は、私たちクリスチャンを通して、御名がほめたたえられることを願っておられるのです。罪深く弱い私たちですが、主の御名の栄光を現わすために、御子イエスの命をもって購われたことを覚えて、御名があがめられるために、神の救いの御業を大胆に宣べ伝え、神の栄光を表す者とさせて頂きましょう。

結 び

父なる神は、私たちが主イエスの御名を通して祈る時、私たちの真実な父として、その祈りを聞き、必要なことを与えてくださいます。「天にましますわれらの父よ」と祈りつつ生きる幸いを感謝し、聖霊の導きに従って、なおも神との交わりを篤くさせて頂きましょう。

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