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『聖霊によって遣わされる』

説教:髙橋正人牧師

はじめに

本日は、ペンテコステ祈祷旬間を覚え、主の御心を求め、聖霊の御声に従う幸いを見てまいります。

Ⅰ.聖霊がことを始められる

使徒の働き13章からパウロの最初の伝道旅行が始まりますが、その拠点となったのはアンテオケの教会でした。教会には優れた指導者たちがいましたが(使徒13:1)、異邦人への宣教は、指導者たちの考えではなく、聖霊が先に立って命じられたことでした(使徒13:2)。

主のみ心が示されたのは、聖徒たちが一つ所に集まて、「主を礼拝し、断食をしている」ときでした。今も、私たちが霊とまことをもって主を礼拝し、御声に聞き入るなら、主が礼拝の中で語ってくださることを覚えましょう(詩篇22:3)。

Ⅱ.宣教は教会の働き

アンテオケ教会は、誕生して日の浅い教会で、成長段階にありました(使徒11:19)。人間的に見るなら、指導的な立場にあるバルナバとサウロを伝道旅行に送り出すことは、教会にとっては痛手とも思えたことでしょう(使徒13:2)。しかし、教会は主のみ心を自分たちの心として、二人の上に手を置いて祈って送り出しました(使徒13:3)。この様にして、バルナバとパウロは、教会から送り出されます。

宣教は、聖霊が始められて、教会が聖霊に導かれて行なう働きです。宣教は、一人が示されたと言って単独で行なうことでもなければ、その働きを担う人だけに任せておくことでもなく、教会全体の働きです。たとえ一人で伝道しているように見えても、聖霊はあなたと共にあり、教会が背後で祈りとりなしていることを覚えましょう。

Ⅲ.召し出した者を助け導く聖霊

聖霊は、人に思いを与え、遣わしますが、さらに遣わされた現場で助け導いてくださいます。バルナバとパウロが遣わされたパポスでは、彼らを招いて神の言葉を聞きたいと願う人が起こされていました(使徒13:7)。さらに、主のみ業に反対する働きも起きました(使徒13:8-11)。しかし、どんな場合でも、人を用いる主は、遣わしたところで共にいて、知恵と力を与えて、主のみ心を成し遂げられるように導かれるのです(ピリピ2:13)。

聖霊は、キリストを証し、神の言葉を思い起こさせ、理解させてくださるお方です。また、神のみ心を示して、一人一人に力を与えて主のみ心を成し遂げるための一切のことを用意してくださいます。共にいてくださる聖霊により頼むとき、聖霊は道を開き、私たちがキリストを証しする者として、一切の必要を満たして助け導いてくださいます。聖霊は求める者には誰にでも与えられます(ルカ11:13)。聖霊を、飢え渇きをもって求め続けましょう。

結 び

聖霊は、私たちに語ってその御心を示し、一人一人をその御心のために遣わしてくださいます。主は、私たちが置かれているとことで共にいて、私たちを用いてくださいます。聖霊を求めて、主イエスの救いの恵みを知らせる者とさせて頂きましょう。

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