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『主は心を見られる』

説教:髙橋正人牧師

はじめに

本日の聖書箇所から、人の心をご覧になる神を見てまいります。

Ⅰ.神と人の判断は大きく異なる

神はサムエルに、サウル王に代わる王を選ぶためにベツレヘムに行くように命じます(Ⅰサムエル16:1)。そこでサムエルは、生け贄を捧げる場所に呼ばれたエッサイの7人の息子たちに会います。彼は人の見る目で、息子たちを判断しましたが、主が選ばれたのはそこに呼ばれていなかった8番目の息子ダビデでした。主はご自身が用いようとする器を、人の判断とは全く違う目で見ておられたのです。

主イエスは、12弟子たちを選ばれました。主の選びの判断基準は、人のものとは異なります。私たちにも主の目が注がれています。主が選んで下さったことを覚えて、主と共に歩む者とされたことを感謝しましょう。

Ⅱ.主の選び

ダビデが主に選ばれたのは、「主は心を見る」お方だからです(Ⅰサムエル16:7)。これは、彼が罪のない心のきよい人であったということではなく、主が喜ばれる心の状態、性質を見られてのことで、人の理解を超えていることです。

主は、私たちの「心」、特に主に対する信仰を見たいと願っておられます(ヘブル11:6)。主が見たいと願っておられる心とは、「砕かれた霊。砕かれた、悔いた心」です(詩篇51:17)。それは、主を信頼してその御言葉に聞き従うことです(Ⅰサムエル15:22)。神は従う者を「さげすむことはされない」のですから、神に信頼し、御言葉と聖霊のみ声に従ってまいりましょう。主は、選びの民を、決して見放すことはないのですから。

Ⅲ.神のふさわしい働き人となるために

主は、選んだダビデを王にふさわしくするために「主の霊」を注ぎ(Ⅰサムエル16:13)、サウル王のもとに置きます(Ⅰサムエル16:21)。彼が主の前に良いとされる「心」をもっていても、それだけでは王の働きを成すためには不十分です。主は上からの力と祝福を豊かに増し加え、サウル王の元で訓練を受けることを良しとされたのです。

主は今、私たちにもダビデのように、主が再び来られる時のことを見据えて、神の民としてふさわしい者となるように導いておられます。たとえ、様々な能力や知恵に欠け、弱さを覚えていたとしても、主は賜物を豊かに加えて、御言葉と聖霊によって、主の働き人として整えてくださることを覚えましょう(Ⅱテモテ3:17)。

結 び

神はダビデの「心」をご覧になり、彼を王として選ばれました。人の「心」を知っておられる神は、キリストの十字架の贖いによって、私たちを神の民となるようにしてくださいました。主の招きに応え、主イエスを救い主として信じる者なら、だれでも神の子とされるのです。恵みによって救いを頂いた私たちは、聖霊によって、いつもキリストの心を自分の心とさせていただきましょう。

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