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『みことばにとどまり、弟子となる』

説教:大津キリスト教会 野口 一郎師
聖書箇所 ヨハネ8:31-32

せっかくイエスを信じたユダヤ人に、イエスは「あなたがたは罪の奴隷だ。アブラハムの子孫だからといって安心してはいけない。」と厳しく言われました。その理由は、信じた人がご自分の弟子になることを、イエスが強く願っておられたからです。

私たちは誰でも、イエスを信じるだけで神の恵みによって救われます。弟子になることが救われる条件ではありません。でも私たちが救われた目的は、主イエスの弟子になるため、そして、弟子になった人がイエスをもっと知り、イエスのように変えられることです。その過程で、私たちは自由を経験することができます。その自由は、自分の好きなことを行う自由というより、人を愛することができる自由です。

主イエスの弟子になる道は、イエスのことばにとどまることです。イエスのことばを聞き続け、そのことばを自分に当てはめます。従います。そうするなら、主イエスの弟子になることができます。そのプロセスを聖霊が助けて下さり、導いて下さいます。

私たちがイエスの弟子として生きることを妨げるのは、私たち自身のプライドです。プライドは私たちの根本的な罪の性質から生じます。だから自分の努力や覚悟では間に合いません。どうしても聖霊の助けが必要なのです。そのために聖霊が私たちの内におられるのです。

主イエスの弟子の姿とはどのようなものでしょうか。イエスのことばにとどまるとはどう生きることでしょうか。その一つは、信じる私たちが互いに愛し合うことなのです。私たちが互いに愛し合うことで、私たちは主イエスの弟子として、主イエスのように生きるのです。

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