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『神の御心を悟る』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 マルコ8:1-21

はじめに

本日は、主イエスが行われた四千人の給食の奇蹟から、主の御心をみてまいります。

Ⅰ.四千人と五千人の給食

主イエスは、七つのパンと少しの魚とで、およそ四千人の人々を満腹にされました。主はこの奇蹟を以前も行われており、五つのパンと二匹の魚で五千以上の人々が満腹しました(マルコ6:35-44)。五千人の給食はユダヤ人の間で、また四千人の給食は異邦人の間でなされた奇蹟でした。

この奇蹟は、神はユダヤ人だけではなく、異邦人、すなわち全ての人々がその恵みを受けるということを示しています。すべての聖徒は、主イエスの十字架によって信仰による神の民とされます。神の民は、主の恵みを受けて養われるのですから、神の国と神の義を第一に求めましょう。主は、全ての聖徒たちを知っておられ、必要の一切を備えてくださるのですから(マタイ6:33)。

Ⅱ.思い込みや先入観を捨てて

主は舟の中で、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい」(マルコ8:15)と弟子たちに命じました。弟子たちは、パンを持って来るのを忘れたので、主が自分たちを責めたと思ったのです(マルコ8:14-16)。彼らは、給食の奇蹟に現された、主が全ての民を憐れみ、恵むということを理解していなかったのです。

弟子たちは、自分たちの思い込みで主の言葉を理解したので、責められたと受けとめたのです。私たちも、自分の勝手な思い込みや先入観によって御言葉を読み、メッセージを聞いてしまうことがあるかもしれません。神は、愛なるお方です(Ⅰヨハネ4:16)。父なる神は、私たちの罪の赦しと救いのために、御子イエスさえも惜しまずに十字架にかかることを許されました(ローマ8:32)。主の十字架に現された父なる神の愛を覚えて、御言葉を聞き、聖霊の導きに従ってまいりましょう。

Ⅲ.主イエスの恵みを覚えよ

主イエスは、パンを忘れたことにだけ注目し、奇蹟の意味を悟らない弟子たちに、心がかたくなになっていて、主の御業の本質を理解していないと叱責しました(マルコ8:17-18)。それは、彼らの中にパリサイ人やヘロデのパン種、すなわち主の恵みや慈しみに信頼を置かないという思いが現れていたからです。

主は弟子たちに、パンの奇蹟を思い出させ、真実に人を生かして導く主の恵みと養いに目を向けさせました(マルコ8:19-20)。私たちもこの世を歩む中で、パリサイ人やヘロデのパン種(律法主義や現実主義)と戦わなければならないことがあります。主イエス・キリストを仰ぎ見て、御言葉を頼りに、聖霊に導かれて歩み続けましょう。御言葉は私たちを教え、聖霊は私たちに主のすべてのことを教え、主が話したすべてのことを思い起こさせてくださるのですから(ヨハネ14:26)。

結 び

主イエスの四千人の給食の奇蹟は、すべての民に主の恵みが与えられることを示しています。主は、奇蹟の意味を悟れなかった弟子たちに、主の偉大な御業を思い起こさせてくださいました。聖霊は主イエス・キリストを証しします。聖霊を求めて、主をさらに深く体験させて頂こうではありませんか。

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