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『あなたを支える神』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 マタイ4:5-7

はじめに

本日は、先週に引き続き、荒野の誘惑から、主なる神は御言葉に信頼して歩む者を支え祝福してくださることをみてまいります。

Ⅰ.主の御言葉の土台は神の愛

主イエスは、試みる者の第一の誘惑を、御言葉をもって退けました(マタイ4:4申命記8:3)。すると、悪魔は第二の誘惑で、御言葉(詩篇91:11-12)を使って主に挑んできました。この御言葉は、主に信頼して歩む者への神の守りを感謝して、主を賛美した歌です。試みる者は、この御言葉の本来の意味を曲げ、主の愛を疑わせる目的のために利用したに過ぎません。

聖書の御言葉の一部分を削ったり、巧妙に修正したり、余分なものを付け加えたり、不都合と思われるところを削除したりしてはなりません(申命記12:32黙示録22:18-19)。私たちは聖書の御言葉を正しく理解し、主の愛を基いとして記されている御言葉に従って歩み続けましょう。

Ⅱ.主に全てを委ねて信頼する

この第二の誘惑の本質は、「神を試みる」ことです。「神を試みる」とは、神に信頼していないこと、自分の思い通りに神を利用するということです。主が引用された「あなたの神である主を試みてはならない」(マタイ4:7)という御言葉は、出エジプトの時代、イスラエルの荒野での四十年を踏まえて語られたものです(申命記6:16)。イスラエルは、荒野で主を試みてしまいましたが、主は民を見捨てず、神を礼拝する民として育てられました。

「神を試みる」という誘惑は、当時のイスラエルの人々だけではなく、今の私たちも毎日押し寄せてくるものです。主への信頼を忘れて右往左往したり、不信仰に陥るのではなく、主イエスの十字架の愛と御言葉にしっかりと根ざしましょう(Ⅱテサロニケ2:15)。御子イエス・キリストの十字架に示された神の愛を覚えて、主に全てを委ねて信頼しようではありませんか。

Ⅲ.御言葉の権威と力

主イエスは、誘惑を退けたとき、御言葉を語られたときに「…とも書いてある」といわれました(マタイ4:7)。これは、記された神の言葉の権威を示しており、また記された神の御言葉である聖書が、これからも力を持ち続けていくことを表しています。

私たちは、世にあって様々な誘惑に会います。私たちの内に、それらに立ち向かう力や術はありませんが、神の御言葉は生きていて力があります(ヘブル4:12)。私たちが、誘惑に陥り心が揺れそうになるときこそ、主の御言葉に拠り頼みましょう。聖書に記されている生ける神の言葉を、聖霊によって心に書き記して頂き、それを口に出し、それに従って歩み続けましょう。主は、私たちが歩むすべての道で私たちを守り、支え、その足が石に打ちつけられることがないようにしてくださるのですから。

結 び

主イエスは、御言葉をもって誘惑された時、父なる神への全信頼と、御言葉の真理をもって退けられました。私たちは、主イエスの十字架の贖いをもって神の愛を知らされたものです。主の愛に応え、主に全てを委ねて信頼して歩みましょう。主なる神は、いつも私たちを支えてくださっていることを感謝しましょう。

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