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『天の霊的祝福によって』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 エペソ1:3-14

はじめに

本日の聖書箇所から、主がすでに与えてくださっている天の霊的祝福についてみてまいります。

Ⅰ.神をほめたたえて生きる

パウロは獄中にあって、主のみ業をほめたたえながらこの手紙を書きました。それは、主が私たちのためにしてくださったすべては、私たちが神を讃美する民となるためだからです(エペソ1:3,6,12,14)。

主イエスと共に歩む信仰生活は、神をほめたたえて生きる生活です。世は移り変わり、私たちを取り巻く状況も刻一刻と変わり続けています。しかし、主は昨日も今日も、いつまでも同じで(ヘブル13:8)、私たちを愛してやまないお方です。全てを益としてくださる主に信頼する者には、すでに主の勝利が与えられていることを覚えて、主の御名をほめたたえましょう。

Ⅱ.神の子とされる一方的な恵み

パウロは、私たちがどんな時でも主を誉めたたえ賛美するのは、主がすでに、天のあらゆる霊的な祝福をもって私たちを祝福してくださっているからだと語っています。「霊的祝福」とは、神だけが与えることのできる祝福であり、全ての人がこの祝福の下で生かされているのです。

私たちが、主の祝福を頂いたのは、主の一方的な恵みによることです。「世界の基の置かれる前から」私たちが「選ばれていた」とは(エペソ1:4)、私たちの側に根拠がないことを教えています(エペソ2:5)。

父なる神は、神に敵対していた罪ある私たちを、「みむねとみこころのままに」(エペソ1:5)、ひとり子イエスの十字架の贖いによって神の子としてくださいました。私たちは、御子イエスの十字架によって、父なる神を「アバ、父よ」と呼べるようにさせて頂いたのですから、主イエスの御名によって父なる神との交わりをいっそう深いものとしていただきましょう(ヨハネ16:23-24)。

Ⅲ.御国を受け継ぐ者とされた

父なる神は、さらに聖徒たちを、キリストの恵みという祝福に溢れさせ、主の秘められた計画を知る者とされました(エペソ1:8-10)。それは、聖徒たちが神の子とされたのは、ただ個人的な救いのためだけではなく、彼らを通して世全体に対する神の救いの計画を明らかにするためです(エペソ1:10)。

エペソの聖徒たちをはじめとして、今日の私たちも、主の救いのご計画の確かさを証しする者です。私たちは、主の十字架の贖いによって救いを頂き、「御国を受け継ぐことの保証」である聖霊で証印を押されているのです(エペソ1:14)。主は今も生きて私たちと共におられて、私たちを通して世にキリストを証して、救いの完成に向かって私たちを導いておられます。私たちは、やがて時が満ちるときの御国の世継ぎ者として、主のあらゆる霊的祝福であるイエス・キリストを証しする者とさせて頂きましょう。

結び

父なる神は、私たちに天のあらゆる霊的祝福をもって恵みを与えてくださっています。それは、御子イエス・キリストにおいて明らかに示されたことです。主イエスの十字架によって、救いを頂き、御国を継ぐ者とされました。御国を目指して、御言葉と聖霊に導かれ歩み続けてまいりましょう。

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