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『祈りによる励まし』

説教:髙橋 正人師

はじめに

本日の聖書箇所から、祈りによるクリスチャンの励ましについてみてまいります。

Ⅰ.主イエスこそが信仰の励まし

パウロは、テモテを激しい迫害下にあるテサロニケの教会に派遣し、彼らを励まそうとしました。しかし、テモテの報告を受けたパウロは、逆にテサロニケ教会の人々が、困難の中でもしっかり信仰に立って歩んでいるということを知って、非常な喜びに満たされました(Ⅰテサロニケ3:9)。この報告によって主が確かに生きて働いておられるということを知ったからです。パウロがテサロニケ教会の人々を励まそうとしたのも、まさに、生きて働いておられる神を証しし、示すことによってだったからです。

キリスト者は、励ますにしても励まされるにしても、主は生きておられるということをしっかり受け止めて、このことを証しするのです。目には見えなくても、主は生きて働いておられ、共におられるということを知る時、キリスト者は励まされ、信仰の歩みを確かにするのです(Ⅱコリント4:18)。

Ⅱ.主の働きは信仰と愛を通して表される

テモテの報告は、テサロニケ教会の「信仰と愛について」でした。「信仰」については、人々が主イエスの十字架と復活の福音に堅く立ち続けていること。「愛」については、教会内の人々の、主の愛に根ざした交わりによって、互いに仕え合っているということ。また、教会外の人々に対して、主の愛を証し続けているというものでした。

聖霊は「信仰と愛」によって、主イエスを私たちに証ししてくださいます。私たちは、聖霊が与えてくださるその証しを携えて、この世にキリストを証しするのです。具体的には、聖徒を通して、神への愛の応答としての「信仰」を示し、隣人への「愛」を行うようにされます。聖霊は、聖徒たちにすべてのことを教え、また、主が話したすべてのことを思い起こさせ(ヨハネ14:26)、主イエスに似る者となるよう成長させてくださるのです。

Ⅲ.主への感謝はさらなる祈りへと導く

パウロの主への感謝は、さらなる祈りへと導きます。ここには、三つの祈りが記されています。それは、どれもテサロニケ教会に必要なことでした(Ⅰテサロニケ3:11-13)。具体的には、一つは、パウロがテサロニケ教会に行って人々と会うこと。二つ目は、教会の人々が互いの間の愛を増すこと、そして三つ目は、キリストの再臨に備えて、主の前にきよい歩みをすることができるようにということです。

これら三つの祈りの主語は、「父なる神」であり、また「主イエス」です。これは、人が主に代わって何かをするということではなく、主ご自身がすべてを成し遂げてくださるということです。最初の一歩から、主への祈りが必要です。主イエスの十字架の贖いによって救われた私たちは、主に感謝すると共に、やがて再び来られる主を仰ぎつつ歩む中で成長して行きます。教会は、すべての民の祈りの家です(イザヤ56:7マルコ11:17)。この祈りがお互いに為されていく所に、祈りの交わりとしての主の教会が建ち上がっていくことを覚えましょう

結び

キリストの聖徒は、互いに祈り励まし合うことを通して信仰に堅く立ち続けることができます。共に祈りの家で祈り合うなら、主イエスはその祈りを聞いてくださり、確かに生きて働いておられることを示してくださいます(マタイ18:19-20)。

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