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『神は我らの救い』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 エレミヤ33:1-18

はじめに

アドベントの第3週は、エレミヤ書に預言されている救い主についてみてまいります。

Ⅰ.赦しと救いを与えるという神の約束

神はエレミヤを通して、バビロニヤは神のユダへの懲らしめの鞭であり、この懲らしめを受けることによって民族再生の道が開かれると語られます(エレミヤ32:3-5)。そして、この裁きの期間が終わったなら、神がユダとイスラエルの繁栄を回復し、罪を赦すことも約束されました(エレミヤ33:6-8)。神のさばきは、民を滅ぼすためではなく、神に背く者たちを主に立ち帰らせるためのものです(エゼキエル18:23)。

主なる神に対する罪のさばきは死です。しかし、父なる神は、私たちが滅びるのではなく、神から与えられた命を豊かに生きることを願ってやまないお方です。そのために、ひとり子イエスを世に遣わし、私たちの罪の身代わりに十字架につけられました(ヨハネ3:16)。主イエスの十字架の贖いによって、主を信じる者は誰でも罪を赦され、神の永遠の命に生きる者とされます(ローマ6:23)。アドベントに、ひとり子イエスが私たちの救いのために世に遣わされたことを覚えて、主イエスを救い主として心に迎え入れましょう。

Ⅱ.新しい救いの約束

ユダの王ゼデキヤは、主の言葉にではなくエジプトに頼ったために獄死してしまいます。神の民にとって、国は滅び、エルサレムは廃墟となり、神殿も破壊されて将来の希望が全く断たれてしまいました。しかし、主はダビデとの契約のゆえに、ダビデの末から再び王が立てられ、全ての民の救いを完成する日が来るという約束を与えられます(エレミヤ33:14-15)。

これは、「ダビデの子、救い主」と呼ばれる主イエスによって成し遂げられます。主は十字架の贖いを完成される前の最後の晩餐の時に、弟子たちに「新しい契約」を示されました(ルカ22:19-20)。主の十字架の贖いによって、私たちは石の板に記された律法によってではなく、また血筋に拠ってでもなく、主イエスを信じる信仰によって神の民が受ける特権である罪の赦し、永遠の命を頂いたのです(ガラテヤ3:26)。ハレルヤ!

Ⅲ.再び帰ってこられる救い主

「その日が来る」(エレミヤ33:14)とエレミヤは預言しました。これは一つには、70年間のバビロン捕囚からの解放と、エルサレムで神殿が再興され、神の栄光を拝する日の到来を表しています。二つ目は、「ダビデの正義の若枝」である、神のひとり子であるイエスによる、すべての人の救いの日を指し示しています。そして、三つ目は、救い主イエス・キリストの再臨の予表です。

私たちは、父なる神の約束の通りに、御子イエスの十字架によって全ての罪を赦され、主による新しい命に生きる者とされました。私たちは神の慈愛を覚えて、やがて再臨される主イエスを待ち望みつつ、主にある信仰生活を歩み続けましょう。この時期、主イエスが約束通りに、人となってくださったことを覚えると共に、もう一つの約束である再臨の主を待ち望みながら、救い主イエスを伝えてまいりましょう。

結び

神は、ひとりでも多くの人々が主の救いを受けることを願っておられます。そのために、ひとり子イエスを世に遣わしてくださいました(ヨハネ3:16)。今こそ、主の救いの招きを受け入れましょう。また、主の再臨を覚えて、いつ主が帰ってこられても良いように、信仰の備えをしてまいりましょう。

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