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『ひとり子を与える神』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 ヨハネ3:16-21

はじめに

アドベント第二週は、クリスマスの出来事の根本的な意味をみてまいります。

Ⅰ.ひとり子を与えるほどの神の愛

私たちがクリスマスを喜び、感謝するのは、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3:16)からです。主イエスの誕生は、皇帝アウグストが統治している時代でした。その時代の影響下で、主イエスはユダヤの村ベツレヘムのある家畜小屋で生まれてくださいました(ルカ2:1-7)。主イエスは、私たちと同じ人となってくださったので、私たちの全てを知って、憐れみと折りにかなった助けを与えることができるのです(ヘブル4:15)。

現代に生きる私たちも、形は違っていても様々な問題や苦しみなどを抱えています。しかし、そのような私たちのところに、主自らが来られたのです。「御子(イエス)を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」という神のみ心は変わることがありません。

Ⅱ.人を愛して止まない神

父なる神が、ひとり子イエスをお与えになったのは、ただ人としてこの世に生まれさせたということだけではありません。人と同じくなられた主イエスは、全ての人の罪のさばきの身代わりとなってくださって、十字架にかかって死んでくださいました。

この主イエスの十字架の贖いによって、私たちの罪は赦され、神との隔たりが取り去られ、救いが与えられたのです(エペソ2:14)。父なる神が、「そのひとり子を与えになったほどに、世を愛された」という御言葉は、クリスマスの出来事だけでなく、主イエスの十字架の贖いによる死のことも含んでいる御言葉です。

主イエスの十字架は、ひとり子イエスの命をも惜しまないで私たちに差し出してくださった父なる神の深い愛を示しています。クリスマスのこの時、主イエスの誕生とその生涯、そして十字架の死と復活と昇天とを覚え、神の真実で本気な愛を受け止めて、その愛に感謝と喜びをもって応答しようではありませんか。

Ⅲ.永遠の命を与える神

父なる神は、十字架に死んで下さった主イエスを三日目に復活させて下さいました。それは、全ての人の敵であり恐れである死の力に対する神の勝利宣言でした。主イエスの十字架の贖いによって、主を信じる全ての者に、主の復活の命が与えられたのです。

神が私たちに与えてくださった永遠の命は、この地上を生きている間だけのものではありません。私たちの肉体の死を超えて、主イエスが再臨される世の終わりには、主イエスと同じ復活の体を与えられて、主と共に永遠の命に生かされるのです(ヨハネ11:25)。私たちは、ひとり子さえ惜しまずに与えてくださった神に感謝し、主の愛に心から応え、主の招きに応え、イエス・キリストを証しするものとされましょう。

結び

父なる神は、罪人である私たち人間の救いのために、ひとり子をも惜しまず世に遣わし、御子イエスの十字架による救いを成し遂げてくださいました。私たちを愛して止まない父なる神を覚えて、クリスマスに主イエスの御降誕をお祝いすると同時に、主の救いに感謝し、再び帰ってこられる再臨の主イエスを迎える備えをするときとさせて頂きましょう。

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