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『ひとりのみどりご』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 イザヤ9:1-7

はじめに

本日は、アドベント第一週です。イザヤが預言した救い主がどのようなお方であるかを見てまいります。

Ⅰ.大きな光を見る

北イスラエルは、長い年月に渡る主に対する背信のために、アッシリヤに滅ぼされてしまいました(アッシリヤ捕囚)。しかし、イスラエルを愛してやまない主は、闇の中を歩んでいる民に大きな光を与え、死の陰の地に住む者たちの上に光を照すという、赦しと回復を与える約束を告げられました(イザヤ9:1)。

この父なる神の約束は、究極的には御子イエスをこの世に遣わすことで成し遂げられました。主イエスが最初に福音を宣べ伝えたのは、虐げを受けていたガリラヤ地方の人々でした。それは、暗闇の中にいる人々にとって大きな喜びと慰めとなり、希望の光となりました(マタイ4:12-17)。主は、今も私たちの心の闇、人生の苦難のただ中に来てくださり、光を照らしてくださっているのです。

Ⅱ.ひとりのみどりご

イザヤは、暗闇を照らす光として世に来られる救い主を、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君。」(イザヤ9:6)と呼んでいます。それぞれの名は、称号であると同時に、主の救いの働きを表しています。この「光」は、偉大な神の力と権能を持つ「ひとりのみどりご」として、この世に来てくださいました。それが主イエス・キリストです。

主イエスは神の御子であるにも関わらず、人よりも低くなられて「みどりご(嬰児)」として生まれてくださいました(ルカ2:11-12)。神の御子イエス・キリストの十字架の死と復活を通して神と人との和解がなされ、真の平和がもたらされます(イザヤ11:6-8)。この救い主イエスの他に、真の平和はないのです。

Ⅲ.万軍の主の熱心がこれを成し遂げる

救い主である「ひとりのみどりご」とは誰なのか、その救いがどのように実現するのか、誰も理解できませんでした。しかし主は、「万軍の主の熱心がこれを成し遂げる」(イザヤ9:7)と語られました。救いは、主ご自身が人々の先頭に立って導いてくださるのです。人が成すべきことは、主を信じて従い、神の愛と救いを受け入れることです。主を受け入れるとき、私たちの心の内に、神の平和と希望の光がもたらされるのです。

今日、私たちは御子イエスの十字架の贖いによって罪を赦され、神の子としての特権と永遠の命を頂きました。救いの完成は万軍の主が導き、成し遂げてくださることを覚えましょう。私たちを救うと約束してくださった主は、私たちの心に、キリストの命の光を輝かせてくださいます。

結び

世の暗闇を照らす真の光として、主イエスはおよそ二千年前に生まれてくださいました。主の十字架の贖いによって、私たちは光に導かれて歩み続けることができます。主が再臨される時まで、「わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」と言われた主イエスと共に歩み続けましょう。

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