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『向きを変えて、出発せよ。』

説教:髙橋 正人師
聖書箇所 申命記1:5-8,19-36

はじめに

本日は、イスラエルが「向きを変えて、出発せよ」との御言葉に従って行く幸いについて見てまいります。

Ⅰ.主の約束を信じて歩め

モーセは、荒野の40年の旅が終わる時、イスラエルの民に再び神の御言葉を語りました。これは、民が御言葉の真実と、神のみ業の恵みを覚えると共に、不信仰の失敗から学ぶためでした。民の荒野での旅路は、困難の連続でした。しかし、主はいつも民を憐れみ、力強い御手をもって助けてくださいました。それにもかかわらず、民の不信仰は、約束の地まで約11日ほどの道のりを40年にまで引き延ばしてしまったのでした。

現代の私たちクリスチャンは、天の御国を目指して進むものです。時々、天の御国が見えなくなるばかりか、主の臨在さえも忘れてしまうようなことがあるでしょう。しかし、主は「わたしはその地をあなたがたの手に渡している。行け。その地を所有せよ。」(申命記1:8)と約束されているのですから、主に全く信頼して日々、主と共に歩み続けましょう。

Ⅱ.信仰によって約束された地を勝ち取る

主はすでに約束の地を与えて、イスラエルに今とどまっているところから「向きを変えて、出発せよ」と命じられました(申命記1:7-8)。主がすでに与えられている土地であるからこそ、民は御声に従うという信仰によって出て行き、その地を勝ち取らなければなりませんでした。

「向きを変える」とは、方向転換をすること、また、悔い改めるということです。主は「とどまる」時を与え、また「出発する」時も与えてくださいます。主が語られたなら、人の計画や考えとは異なっていても、主の御声に従って行きましょう。もし主に対する不信仰があるならば、悔い改めて主が語られることには何でも従うという信仰に立ちましょう。主に従うとき、私たちの想像を超えた偉大な主の祝福があるのですから。ハレルヤ!

Ⅲ.勝利者イエスに従う幸い

モーセは、一つの反省としてカデシュ・バルネアでの出来事を語ります(申命記1:19-36)。それは、約束の地を探らせるために偵察隊を遣わしたことでした。選ばれた者たちの12人の内10人は、主がこの地を手に渡されており、「上れ。占領せよ。・・・恐れてはならない。おののいてはならない。」(申命記1:21)と言われているにもかかわらず、その地の住民の強さなどを見て不信仰に襲われて、逃げ出してしまったのでした。民は、主の勝利の約束よりも、自分たちの判断によって行動したのでした。

主は、勝利宣言をしてくださったのです。今日の私たちクリスチャンは、死にさえも打ち勝たれた(ヨハネ16:33)主イエスを信じる信仰によって、勝利者とされています(Ⅰヨハネ5:5)。 私たちの周囲の状況がどうであれ、恐れずに、主に信頼して聞いた御言葉に堅く立ち、主に従う時、私たちは主の偉大な業を見させて頂くことを覚えましょう。

結 び

モーセは、過去の主の恵みと、民の不信仰などから、もういちど主の御言葉に従うことを教えました。今日の私たちクリスチャンも、過去の信仰の歴史から学ぶと共に、主イエスによって新しくされた者であることを覚えましょう。「古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(Ⅱコリント5:17)との御言葉を基にして、過去の恵みと憐れみに感謝しつつ、新たな恵みに向かって「向きを変えて、出発しよう」ではありませんか。

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