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『人生を運ばれる神』

説教:矢吹 大介宣教師
聖書箇所 創世記28:10-15

はじめに

本日の聖書箇所から、主は私たちが気づかないところでも、養っておられるお方であることを見てまいります。

Ⅰ.ヤコブの人生の選択

人の歩みは各々の人生の選択によると言えるが、人は神を信じ、神の導きに信頼することもできる。創世記28章に描かれているヤコブは自分中心の考えにより、家族を傷つけてしまった。ヤコブは神を信じてはいたが、神の祝福を独占したいという思いに満たされていた。弱視の父イサクを騙し、自分が兄のエソウであるといってイサクの祝福の祈りを受け、長男が受けるべき祝福を奪った。それを知ったエソウは弟に対する殺意に満たされた。二人の兄弟の母親であるレベッカは一日の内に2人の息子を失う可能性を避けようと、ヤコブを自分の兄、ラバンの住むパダン・アラムの地に逃した。

Ⅱ. ヤコブの神への信頼

ヤコブは父母のいるベエル・シェバの故郷を離れ、家族関係を壊した罪責があったであろう。孤独な徒歩での旅に心も体も疲れていた。そんなヤコブに主は夜中、夢で現れて下さった。ヤコブは御使いが天から降ろされた梯子を上り下りするのを見た。神はヤコブに、祖父アブラハム、父イサクに与えた、子孫の祝福の言葉を聞かせた。また、必ずヤコブをこの地に連れ戻すと約束した。ヤコブは枕にした石に油を注ぎ、その地をベテルと呼んだ。そして神に誓願の祈りを捧げた。

Ⅲ. 神の人生の導き

ヤコブは神と出会いにより、将来、無事に故郷に戻れるという約束を受け、傷心と不安の旅から、神に信頼する旅に変えられた。数学のベクトル(ラテン語vector:運ぶ)を用いるならば、神はヤコブ人生に方向と量(年月)を与えた。ヤコブは東のパダン・アラムで20年過ごした後にベテルに戻り、主を礼拝した。

結 び

神は私達の人生に方向と季節を与えられる。外国の地で寄留者であり旅人であったアブラハムの子孫に神は祝福を約束された。私たちは信仰によってアブラハムの子孫である(ガラテヤ3:7)。信仰によって私達は神の祝福と導きを受けて生かされてゆこう。

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