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『人を生かす聖霊』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

本日はペンテコステです。約束の聖霊を受けた弟子たちのように、私たちも聖霊を受ける幸いを見てまいります。

Ⅰ.聖霊は主イエスを証しする

ペンテコステの日に、約束の聖霊を受けた弟子たちは、「御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだしました」(使徒2:4)。彼らは聖霊に満たされて、主イエスを深く知ると同時に、福音を伝えるには困難な状況の中で力を頂き、大胆に主イエス・キリストを宣べ伝えました。

主の福音を宣べ伝えることは、あらゆる時代の全ての教会に与えられている大きな使命です(マタイ28:19-20マルコ16:15)。福音を宣べ伝える人がなければ、誰も主イエスの救いの良い知らせを聞くことはできません。私たちは、聖霊の力を頂いて生ける主イエスを深く知ると共に、主の大宣教命令に従って、福音を伝える者とさせて頂きましょう。「良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱでしょう。」(ローマ10:15

Ⅱ.聖霊は信じる者の内に住まわれる

旧約時代の預言者エゼキエルは、主によって「枯れた骨の幻」を見せられました(エゼキエル37:1-14)。「枯れた骨」は、当時の神の民イスラエルが、神に背いているために霊的に死んだような状態をたとえたものです(エゼキエル37:11)。主は、これらの「干からびた骨」に、エゼキエルを通して「わたしの霊をあなたがたのうちに入れると、あなたがたは生き返る。」(エゼキエル37:14)と語られ、その通りになりました。

キリスト者は、主を知る以前は、エゼキエル書に出てくる枯れた骨のようでした。しかし、聖霊の力によって、イエス・キリストの十字架の救いに与る者とされ、主と共に生きる者とされました。罪のために神の怒りの子であり、裁きを受けるべき者でしたが、今は罪を赦され、神の子としての命を頂き、真の生きる希望に歩む者とされたことを感謝しましょう(エペソ2:3-6)。聖霊は、人の心を開いてくださり、主イエスが救い主であることを教えます(ヨハネ15:26)。また、主は私たちの内に住まわれる聖霊を、溢れるほどに注ぎ続けてくださいます。私たちの内に注がれる聖霊を、心に迎え入れ、聖霊に満たされる幸いと、主と共に生きる幸いを頂きましょう。

Ⅲ.聖霊によって歩む

ペンテコステの日を境にして、弱く、頼りない弟子たちは、聖霊の力に満たされて、全世界へと主イエスの福音を宣べ伝えて行きました。そして、キリスト者の群れが生まれて教会が誕生しました。以来、主の御言葉は教会を通して、今に至るまで全世界に宣べ伝え続けられ、御言葉に伴うしるしと不思議がなされています。

今のこの時代も、主は福音の証し人を求めておられます。それは、私たちです。やがて主イエスはこの地に、全ての者を完全に贖うために帰ってこられます。その日に備えて、霊的に目覚めて、内に住まわれる聖霊の火を燃やし続け、聖霊に満たされ続けましょう(Ⅰテサロニケ5:19)。聖霊のもとに教会が堅く建てられ、教会を通して神の業が力強くなされ、歩み続けるように祈り求めましょう。

結 び

ペンテコステの日に、約束の聖霊が弟子たちに与えられて以来、求める者には誰にでも聖霊が与えられます。聖霊を受けた弟子たちは、目には見えなくても主イエスを実体験して、主イエスを大胆に宣べ伝えて行きました。聖霊は今も変わりなく、私たちキリスト者と共に居てくださいます。聖霊を心に歓迎しましょう。そして、幸いな主のみ業に参加させて頂こうではありませんか。

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