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『成熟を目指して進む』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ヘブル6:1-12

はじめに

本日の聖書箇所から、成熟したクリスチャンを目指して進む恵みを見てまいります。

Ⅰ.神の義の教えに通じる者とされる

主なる神は、私たちクリスチャンが「一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達する」ことを求めています(エペソ4:13)。成熟したキリスト者となることは、主の恵みと聖霊の導きによることですが、同時に、私たちには信仰の訓練があることを教えています(Ⅰテモテ4:7)。

成熟したキリスト者となるためには、神を深く知ること(ヨハネ17:3)、そして御言葉に聞かなければなりません(ローマ10:17)。そのために、霊の耳が鈍くなって塞がれているなら、主によって開いて頂く必要があります。また、御言葉の「乳」ばかりを飲んでいるのではなく、「堅い食物」をも食べて「義の教えに通じ」る者、すなわち「経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人」とならせていただきましょう(ヘブル5:13-14)。

Ⅱ.主イエスに繋がり続ける

聖書は、もし成熟を目ざして進むことがなければ、霊的成長がないばかりか、逆に後退して信仰からも離れてしまうことがあると警告しています(ヘブル6:4-6)。このことは、一度救いに導かれた者が弱さのために罪を犯してしまったら、二度と赦されないということではありません。誰でも、自分の罪を告白して悔い改める者は赦されます(Ⅰヨハネ1:9)。しかし、聖霊に逆らって神を冒涜するなら、その罪は赦されないのです(マタイ12:31)。

雨を吸い込んだ農地が、耕す人たちに有用な作物を生じさせるように、私たちも神の恵みと望みを信じて生きるなら、豊かに実を結実して神の祝福にあずかる者とされます(ヘブル6:7-8)。私たちが、主イエスという「ぶどうの木」につながるなら、枝や葉ばかりではなく、多くの実を結ばせてくださるのです(ヨハネ15:1-6)。

Ⅲ.成熟したキリスト者を目指して前進する

主は、「あなたがたについては、もっと良いことを確信しています」(ヘブル6:9)と、さらに救いにふさわしい良い実を結ぶことを願っています。「もっと良いこと」とは、キリスト者たちがこれまで聖徒たちに仕え続けて、神の御名のために示した「愛」(ヘブル6:10)のことです。主イエスが愛されたように、私たちも互いに愛し合うことこそ、主が弟子たちに教えられた「新しい戒め」(ヨハネ13:34-35)であり、主の前に、豊かな実を結ぶ行いです。ここに、成熟したキリスト者の姿が最も示されます。

主イエスの十字架の贖いの死は、私たちを愛してやまない父なる神の愛の具体的なしるしでした。神の偉大な愛を頂いた私たちは、この神の愛に応えるために、「信仰と忍耐によって約束のものを相続するあの人たちに、ならう者」となり、キリストに似る者とされるよう歩み続けましょう(ヘブル12:2)。

結 び

私たちは、信仰において成熟した者とさせていただくために、主イエスを仰ぎ見て前進しなければなりません。先に神の約束を望み見た聖書の信仰者たちに倣う者として、成熟を目ざして聖霊に導かれ助けられながら共に進みましょう。

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