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『贖い主は生きている』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ヨブ19:21-29

はじめに

本日の聖書箇所から、苦難の中から贖い主なる神を見出したヨブの信仰について見てまいります。

Ⅰ.苦難を通して主なる神を知る

ヨブは、「潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた」人でした(ヨブ1:1)。主なる神は、そのような義人ヨブが、突然の不幸に遭うことを許されました。ヨブに起こった苦難は、彼が主に向かって自分の生まれた日を呪うほどのものでした。

主イエスの十字架による救いを頂いたキリスト者であっても、苦難のない信仰生活はあり得ません(Ⅰペテロ4:12)。主は時に、苦難を通して人の心を開き、主を知ることへと導いてくださいます。それは、人は「苦難を経なければ、どんなに叫んでも、力を尽くしても、それは役に立たない」(新共同訳ヨブ36:19)とある通りです。主は愛する者を、苦難などを通して訓練することを覚えましょう(ヘブル12:7)。

Ⅱ.復活の希望に生きる

苦難の極みの中にあるヨブは、人の罪を贖うお方は、生きておられ、やがて来て地上に立ってくださるということを知ります。それゆえに、彼は、たとえ自分が死んでちりと灰に帰っても、この体をもって再び神を仰ぎ見るようにしてくださいと願いました(ヨブ19:25-27)。

今日の私たちは、御子イエス・キリストの十字架の贖いによる救いを頂きました。主の救いの御業によって、主を信じる者は誰でも救われ、永遠の命を頂くという偉大な恵みを与えられたのです(ローマ10:13)。ヨブは信仰によって贖い主を待ち望みましたが、私たちは主イエスがよみがえられた時代に生かされています。ヨブが贖い主を待ち望んだように、私たちはこの世にあってよみがえりの主と共に歩んでまいりましょう。

Ⅲ.再び帰ってこられる主イエス

ヨブは、神と自分との仲保者となるべきお方を求めました(ヨブ16:19-21)。彼は信仰によって、自分の罪を贖い、自分の苦しみの中にまで来てくださる神を見たのです(ヨブ19:27)。

主は、遙か高い所におられるお方ではありません。私たちの救いのために、御子イエスを世に遣わされました(ピリピ2:6-8)。主イエスの十字架によって、私たちは罪から贖われて、神と和解し、神の平和に生きる者とされました。今や私たちは、父なる神を「アバ。父よ」と呼べる深い交わりに生きる者とされました(ローマ8:15)。主イエスは、再び信徒を完全に贖うために帰ってこられます。その時まで、私たちと父なる神の仲保者である主イエスに祈り、主に信頼してまいりましょう。

結 び

主なる神は、ヨブに苦難を通して天を仰がせ、究極の希望に生きるように導かれました。神はその愛と義を、御子イエス・キリストの十字架に具現してくださいました。私たちもヨブのように、私たちを贖う方は生きておられると告白しながら、主イエスを信頼し、御言葉に聞き従って永遠の都を目指して歩み続けましょう。

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