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『枯れた井戸を掘る』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 創世記26:12-33

はじめに

新年の礼拝において、イサクの信仰を見てまいりましょう。

Ⅰ.アブラハムからイサクへの信仰の継承

イサクは、飢饉のためにエジプトへ下る途中で、主からゲラルの地に滞在するように命じられます(創世記26:1-5)。これまで、イサクは父アブラハムの信仰を通して恵みを受けていたことでしょう(創世記26:3,24)。しかし、イサク自身は父と同様に主に信頼し、主の御言葉に従って、主を礼拝する者として歩んでいました。ここに、信仰の継承についての恵みが表されています。

主は「わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。」(申命記5:10)と約束されています。今日、私たちは個人的にも、教会としても、主イエスを信じて従うことの幸いを言葉と行いを通して伝える者とさせて頂きましょう。

Ⅱ.主に信頼する者への祝福の約束

主の御言葉に従ってゲラルに住んだイサクは、飢饉にもかかわらず、その年の内に百倍もの収穫を得ます(創世記26:12)。主の御言葉に従うことこそ、豊かな実を結ぶ人生の秘訣です。しかし、ペリシテ人たちは非常に豊かになっていくイサクを見て、激しい妬みと恐れを覚えて、イサクの父の井戸を埋めて、この地から出て行くように命じます(創世記26:14-16)。このことは、イサクが自分自身の信仰が試される機会となります。

イサクは、争いを避けてゲラルの谷に天幕を張って住みます。そこでも、彼は何度もペリシテ人に井戸を埋められます。しかし、彼はその都度、争わずに次の井戸を掘ります。主はその度毎に、彼に枯れた井戸から水を湧き出させてくださいました(創世記26:18-22)。私たちも、イサクのように主の御言葉に従ったにもかかわらず、しばしば試練を経験することがあります。しかし、主は、主を信頼する者に必ず祝福を約束しています。どんな時にも、主を待ち望み、主に信頼しましょう (ヘブル10:36)。

Ⅲ.主は枯れた井戸からさえも水を湧き出される

イサクが争いを避けたのは、主がもっと良い場所を必ず備えてくださるという信仰の故でした。主が共におられることを知る時、イサクの様にそこに天幕を張って主を礼拝して歩み続けることができます。失った井戸のことに固執するのではなく、そこで新たに井戸を掘って主が共に歩んでくださることを覚えましょう。

イサクに敵対していたアビメレク王は、主がイサクと共におられることを認めて(創世記26:28)、不可侵条約を結ぼうと提案してきます。主の御言葉に従う時、主は敵対する者たちにも祝福を与えようとされます。主を証しするためにも、聖霊に飢え渇き、聖霊の満たしを求めましょう。主は命の水を湧き上がらせてくださいます。

結 び

主は、主を信頼するイサクに、枯れた井戸からでさえも水を湧き溢れさせてくださいました。聖霊は今も、私たちに溢れて流れ出してくださるほどに注がれています。聖霊を求め続けましょう!

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