礼拝説教

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『クリスマス、真の王の到来』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 マタイ2:1-12

はじめに

メリー・クリスマス!本日は、幼子イエスを拝みに来た東方の博士たちの信仰をみてまいります。

Ⅰ.東方の博士たち

東方の博士たちは、世に生まれてくださったイエスを拝みにエルサレムに旅立ちました。「東方の博士たち」とは、当時の異教世界の「占星術の学者」とも呼ばれる人たちでした。聖書の律法は占いやまじないを、偶像礼拝と同様に禁じています(レビ19:26民数記23:23申命記18:10-20etc.)。

主は、地理的な遠さに表れるような神の救いから遠く離れた者たちにさえ、主の救いを与えてくださるのです。主は今もなお、罪や汚れ故に救いからは最も遠いと見える人々こそ、招いておられます。今こそ、主の招きに応えましょう(ヘブル3:7-8)。

Ⅱ.この上もない喜びをもって主を礼拝する

星を用いて東方の博士たちを導いた主は、実は遙か昔から異邦人も救いへと招いていました。東方に離散していたユダヤ人たちの宗教的な影響など、様々な計画と働きかけがあったのです。しかし、神の導きや備えがあっても、実際に歩いて旅をしなければ、主と会って喜びに溢れることはありません。主に会うための、信仰による一歩の踏み出しが必要です。

ヘロデ王や祭司長、律法学者たちは、キリストの生まれる場所を調べることができました(マタイ2:4-6)。しかし、ヘロデ王たちはベツレヘムには行きませんでした。彼らは、これまで生きてきた自分の場所に居続け、現状を守ろうとしたからです。私たちが、主の招きを聞いたなら信仰の一歩を踏み出すべきです。まずは、週毎の礼拝から始まります。主を求めて霊とまことによる礼拝を捧げ、週の初めに新しい一歩を踏み出させていただきましょう。主に触れられる時、いかなる苦しみや問題にあってもそれらを吹き飛ばすような「この上もない喜び」に満たされるのです。

Ⅲ.別の道から帰って行く

東方の博士たちは、幼子を見てひれ伏して拝み、「黄金、乳香、没薬」を贈り物としてささげました(マタイ2:11)。「黄金、乳香、没薬」とは、博士たちが星の運行を占うために用いる高価な道具でした。彼らは、真実に人を生かし導く真の王に出会ったことで、今まで自分たちの生活の生業としていた占星術に頼ることを捨てたのです。そして、主からの夢を通して、別の道から自分の国へ帰って行きました(マタイ2:12)。主イエスとの出会いによって、これまでとは別の歩みが始まったのです。主と共に歩む道は、この上もない喜びに導かれる歩みであることを覚えましょう。

結 び

父なる神は、救いから最も遠いと考えられていた東方の異教の博士たちにも救い主の誕生を知らせ、彼らを御子イエスのもとへと導かれました。今も主は、全ての人を主イエスの救いへと招いてくださっています(ヨハネ3:16)。主の御降誕は、私たちの救いのためです。主の救いの招きに応えましょう。

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