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『我らと共におられる神』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

アドベント第三週は、マリヤとヨセフに語られた御使いの言葉をみてまいります。

Ⅰ.マリヤに語られた御言葉

主イエスが生まれる時、御使いガブリエルはマリヤに、聖霊によって身ごもり、男の子を産むと告げました。ヨセフと婚約中であったマリヤは、ひどく戸惑います。しかし、「おめでとう(=喜びなさい)、恵まれた方」と語りかけられた恵みの言葉、そして「神にとって不可能なことは一つもありません」(ルカ1:37)と言う御使いの言葉を聞いて、「主のはしため」として主の御心に従って生きることを決心しました(ルカ1:38)。

主の御言葉は、必ず実現することを信じたマリヤは、全人類の救い主を生む母とされました。私たちも「どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」と、主の御言葉を受け入れて、主の祝福をいただきましょう。

Ⅱ.ヨセフに語られた御言葉

ヨセフは、マリヤが身ごもったことを知ったとき「内密に去らせようと決め」ました。彼は「正しい人」であるからこそ、人が成し得る最善の決断をしたのです。「思い巡らす」ヨセフに、御使いは彼の夢に現れて、マリヤを妻として迎えるべきこと、そして彼女の胎に宿っているものは聖霊によるのですと告げました(マタイ1:20)。

ヨセフにもマリヤにも、御使いは現れて主の御言葉を告げます。二人に語られた御使いの言葉は、人間の理解を遙かに超えたものでした。しかし、彼らはこの時、新たに主の臨在に触れて「聖なる畏れ」を体験したことでしょう。主の臨在に触れ、主を実体験するとき、人は主を知り、御言葉を信じる者と変えられます。私たちは聖霊によって、主を実体験させていただきましょう。

Ⅲ.我らと共におられる神

主イエスは、「インマヌエル(神は私たちとともにおられる)」の救い主です。十字架の贖いの完成後は、助け主である聖霊が私たちといつも共にいてくださいます。聖霊は主イエスを示し、主の御言葉を思い起こさせてくださいます。主なる神を実体験するとき、世のいかなる恐れや不安にも負けない、どんな嘆きの中でも消えることのない希望を見ることができます。

私たちにとっての「インマヌエル」には、もう一つの意味があります。「神、我らと共にいます」とは、同時に「我ら、神と共にあります」ということです。私たちは、聖霊に押し出されて、主の証人として世に遣わされています。神のみ業のための器とされ、毎日の歩みで、主のみ業を表す者とさせていただいていることを覚えましょう。

結 び

父なる神は、救いのためにひとり子イエスを世に遣わされました。主イエスの十字架の贖いによって、「神は私たちと共におられます」。このことは、「私たちは、神と共にある」ということでもあります。アドベントの時、遣わされている場で、主の証人とさせていただきましょう。

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