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『受胎告知に顕された御霊のみ業』

説教:北野耕一 師
聖書箇所 ルカ1:28-45

はじめに

主の降誕と復活に重要な役割を果たしたのは女性でした。人物は異なりますが同名のマリヤです。キリスト教会の歴史において女性が果たす役目の重大さを示唆しているとも言えるでしょう。

アドベント二週目に当たり、処女マリヤが受胎告知を受けたことと、その受胎告知の報告を受けた祭司の妻エリザベツとの間に顕された驚くべき聖霊のみ業を見ることにします。

1.受胎告知の不思議と受諾

天使ガブリエルの受胎告知は婚約中の処女であったことと、告知がなされたとき当の本人マリヤ以外証人は誰もいなかったことは不思議です。処女降誕の奇蹟を証言できる誰かを主は準備なさらなかったのです。そして告知を受けたマリヤはすぐ親族のエリザベツのもとに長い距離を苦にせず出かけました。ナザレから山地にあるユダ町まで殆ど100㎞の距離だったといわれています。若いとは言え女性一人の旅にしては厳しい道のりだったはずです。

2.受胎告知と預言者的洞察

長い道のりを歩いてたどり着いたマリヤはユダヤ人慣習の「シャローム」と挨拶したとき、すでに6ヶ月になっていたエリザベツの胎内の子が「おどった」と記録されています。そればかりではなく、彼女は「聖霊に満たされ」マリヤの受胎告知の詳細を聞くまでもなく、大声を上げて預言したのです。マリヤは「女の中の祝福された方」であり、主キリストの母になられる方であると宣言しました。

3.受胎告知の祝福と共有

エリザベツはされに続けて、「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう」と語りました.「信じきったマリヤ、貴女は」ではなく「信じ切った人(三人称単数代名詞)は」と宣言しているのです。つまり「主がお語り下さったことは必ず実現すると信じ切った誰でも祝福されるのですという約束の宣言です。

おわりに:
マリヤの信仰の宣言:
「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」

エリザベツの祝福の宣言:
「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」

マリヤの信仰の宣言とエリザベツの祝福の宣言を私たち一人ひとりの宣言として持ち帰り、来る新しい年2018年が聖霊のみ業に満ちたすばらしい年にしていただこうではありませんか。

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