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『御霊と御力の現れ』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅰコリント2:1-5

はじめに

本日の聖書箇所から、人の救いは御霊と主の御力によることをみてまいります。

Ⅰ.救いは聖霊の働き

パウロは、コリントの教会の人々に、主を宣べ伝える時、すぐれた言葉や知恵を用いることはしなかったと語りました(Ⅰコリント2:1)。それは、コリント教会に起こっている様々な諸問題が、人の知恵に頼ることから生じているものだったからでした。

パウロ自身は、旧約聖書に精通した律法学者で、行いにおいても非の打ち所のない人でした。しかし、彼が真の救いを頂いたのは、人の知恵や言葉に拠るのではなく、復活の主ご自身がパウロに会ってくださったことによるものでした(使徒9章)。

人を救われるのは、聖霊の働きです。先に救われた私たちクリスチャンは、主イエスを自分の言葉と行いを通して証しすることができることを覚えましょう(Ⅰコリント1:18)。

Ⅱ.イエス・キリストを伝える

パウロは人々に、「イエス・キリスト、すなわち十字架につけられた方のほかは、何も知らないことに決心した」(Ⅰコリント2:2)と断言しました。これは、新しい知識を一切受け付けないということではありません。聖書で「知る」とは、単に知識を得るというのではなくて、誰に依り頼み、誰と共に生きるのかということを意味しています。

パウロは、復活の主イエスと出会って主を「知った」時、主を信じて共に生きる者と変えられました。彼は、キリストの新しい命によって自分自身を通して働かれる主の御業を人々に伝えました。

私たちは、復活の主を肉眼では見てはいません。しかし、聖霊が私たちにキリストを証しし、実体験させてくださいます。復活の主と出会った私たちの内に、主が生きておられます。私たちを通して、益々、主御自身を証ししてくださることを願いましょう。

Ⅲ.御霊と御力の現れを祈り求める

救いは、キリストの十字架の死と復活を通して与えられる「御霊と御力の現れ」です。主ご自身が人に働いてくださり、その御力によって主を証ししてくださいます。世の常識では、愚かなことでしかない主イエスの十字架の贖いです。しかし、聖霊は主イエスとその救いを教え、主に依り頼んで主と共に生きる志を与えてくださいます。

先に救いをいただいた私たちクリスチャンは、「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です」(Ⅰペテロ2:9)。それは、私たちを通して主の偉大な救いの御業であるイエス・キリストを宣べ伝えるためであることを覚えましょう。聖霊の働きを祈り求め、御力の現れを信じて待ち望み続けましょう。

結 び

パウロは、人間の巧みな言葉や知恵によってキリストを伝えるのではなく、御子イエスの十字架の救いだけを語ると宣言しました。人を救うのは、御霊と神の御力によることだからです。私たちも、主イエスと共に毎日生活する中で、御霊と御力によって主を証ししてまいりましょう。

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