礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2017年礼拝メッセージ

『神の勝利の矢』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅱ列王記13:14-25

はじめに

本日の聖書箇所から、「主の勝利の矢」についてみてまいります。

Ⅰ.主の勝利をもたらす矢

エリシャは死の病をわずらっているにも関わらず、ヨアシュ王に「主の勝利の矢」を取らせ、それを射ることを命じました。王は地面を射るように言われて、三度矢を放って止めてしまいました(Ⅱ列王記13:15-19)。

矢を射るという行為において、主なる神がエリシャを通して語られた神の御言葉に聞き従う信仰が試されていたのです。ヨアシュ王は、神の御言葉に徹底的に聞き従う信仰が欠けていたのです。

主の御言葉を聞いたなら、私たちは主を信じて、望みえないときにさえも主に望みを抱いて信じ、主の大きな御業と勝利を頂きましょう(ローマ4:18)。

Ⅱ.主の勝利の矢とは

エリシャが王に取らせた「主の勝利の矢」とは、神の御言葉を表しています。エリシャの最後の働きは、ここでの象徴的行為である「矢を取る」、「矢を射る」ということを通して、神の御言葉に立ち返り、御言葉に従って生きることを教えることでした。

主の民とは、主が与えてくださった御言葉に徹底的に生きるのです。現代の私たちは、主イエスの十字架の贖いによって、御言葉に従い、「御霊に仕える者」とされました(Ⅱコリント3:6)。「主の勝利の矢」を何度も射るように、主の確かな御言葉に堅く立ち続けましょう。

Ⅲ.主の働きは次世代に継承される

偉大な預言者エリシャも死んで葬られました(Ⅱ列王記13:20)。その死んだエリシャの骨に触れた遺体が生き返りました(Ⅱ列王記13:21)。これは、エリシャの上に働いてこられた神は生きておられ、神の器の亡き後も継続して働かれることの証しです。

主の約束、御言葉の真実は変わってしまったり、消えてしまうものではありません。主の働きは、次世代へと継承されて行きます。私たちは、命の御言葉をしっかり握って、人々の間で世の光として輝かさせて頂きましょう。そうすれば、私たちの信仰の歩みがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができことを覚えましょう(ピリピ2:16)。

結 び

私たちは、主イエス・キリストの十字架の贖いにより救いを頂き、聖霊によって「主の勝利の矢」である御言葉に生きるものとされました。主は矢を何度も射て、何度も勝利を得ることを命じられました。私たちも力と命に溢れる御言葉を信じて行い、主の完全な勝利を頂きましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分