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『福音に仕える者』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 エペソ3:1-13

はじめに

本日の聖書箇所から、主の救いはクリスチャンを通して全ての人に与えられるものであることを見てまいります。

Ⅰ.神のうちに世々隠されていた奥義と計画

パウロは、復活の主イエスに出会うまでクリスチャンを迫害する者でした。しかし、彼は主イエスを信じてからは、「万物を創造した神のうちに世々隠されていた奥義の実現が何であるかを、明らかにするため」(エペソ3:9)に、主の働き人とされ、主を宣べ伝える者とされました。この「奥義」を示すために、彼は自ら「キリスト・イエスの囚人となった」(エペソ3:1)と宣言するほどでした。それは、彼が主イエスの救いと、主を知ることの絶大な恵みを知った故に、主に留まり続けることを切に願ったからでした(ピリピ3:8)。

パウロは、具体的には異邦人に、主イエスの十字架の贖いによる救いを宣べ伝えました。福音宣教は拡大して行き、今も、全世界の人々に宣べ伝えられています。全ての人に、主イエスの救いが及ぶことは偶然でもなく、人の力によることでもありません。それは、「神のうちに世々隠されていた奥義」であり、「神の永遠のご計画によること」なのです。ハレルヤ!

Ⅱ.主に選ばれた者たち

パウロが語る「奥義」は、ユダヤ人や異邦人の区別なく、主イエスを信じる者は誰でも救われるということです。主イエス・キリストこそが、神の奥義でありご計画です。

主イエスは、律法や預言者を廃棄するためにではなく、成就するために来られました(マタイ5:17)。主イエスは、人が誰も成し得なかった主の戒めを完全に成し遂げてくださった唯一のお方です。それ故、主イエスを信じる者はその行いに拠ってではなく、信仰によって救われます(エペソ2:8)。ですから「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないで」(ヘブル12:2)いましょう。

聖書は、主の救いは、決して自分一人さえ頂けば良いというようなものではなく、共に与らなければならないものであることを教えています(エペソ3:6)。それ故に、私たちは主イエスを宣べ伝えるのです。主は、この大いなる主の救いの御業を伝えるために、パウロを選び、取るに足りない私たち一人一人を呼んでくださいました。私たちクリスチャンは、「神のうちに世々隠されていた奥義」、すなわち、主イエスの偉大な救いを頂いたのですから、聖霊に主イエスを証しする力を頂き、大胆に福音を語らせて頂きましょう。

Ⅲ.教会を通して働かれる主の御業

パウロは、神のご計画を示す教会の大切さを語ります。聖書は、いろいろの働きをする神の知恵は、教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったことを記しています(エペソ3:10)。主は教会を通して、私たちに恵みを豊かに与え、整えて「信仰によって大胆に確信をもって神に近づくことができる」ようにしてくださいました(エペソ3:12)。

パウロは、全てのことは、主のご計画に基づいて起こっていることであり意味があることを知っていました。それ故に、彼はエペソの人々に、主のために自分が受けている苦難のために落胆しないようにと告げます。さらには、「私の受けている苦しみは、そのまま、あなたがたの光栄なのです」(エペソ3:13)と言って励ますほどでした。

私たちクリスチャンは、どのような試練や困難の中にあっても、主のご計画の中にあります(ローマ8:28)。主イエスと共に、また多くの教会の兄弟姉妹に支えられて、勝利の中に歩むようにして頂いていることを覚えましょう。

結 び

私たちは全て、主の前には取るに足りない者です。しかし、そんな私たちであっても、主の一方的な憐れみによって、御子イエスの救いを頂きました。そればかりではなく、この偉大な救い主である主イエスの救いを周囲の人々に伝えるという大切な使命を委ねられました。聖霊の助けを頂き、祈りながら、この大きな務めを全うさせていただこうではありませんか。

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