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『主の霊がとどまる』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅱ列王記2:1-14

はじめに

本日の聖書箇所から、神の霊を求めることの大切さを見てまいります。

Ⅰ.全てのことを聖霊に導かれて行う

預言者エリヤは、カルメル山において、バアルの預言者たちに真の神を示しました(Ⅰ列王記18章)。その後、主が自分の後継者として選ばれたエリシャを任命しました(Ⅰ列王記19:16-21)。

エリヤが天に上げられる日が近づいた時も、エリシャはいつもエリヤを離れずに従って行きました(Ⅱ列王記2:2,4,6)。エリシャは、エリヤがしてきた戦いが神の霊による戦いであったことを知っており、エリヤの後継者として主に仕えるためにはエリヤの内に働いていた神の霊を受け継がなければならないと理解していたからでした。

私たち一人ひとりには、主が与えてくださった賜物と働きがあります。「みなの益となるために、おのおのに御霊の現れが与えられている」(Ⅰコリント12:7)のです。しかし、働きは種々あっても同じ一つの御霊によって与えられたものです(エペソ4:4)。私たちのそれぞれの働きは、主の業のためなのですから、主の御霊の声に聞き従って事を成し遂げさせて頂きましょう。

Ⅱ.主は求める者全てに聖霊を与えられる

エリヤは、自分が主の元へと取り去られる前に、エリシャの願いを問います。エリシャの願いは、エリヤの「霊の、二つの分け前」でした(Ⅱ列王記2:9)。これは、長子の権利として親の財産を他の兄弟の二倍いただくことができるという律法によるものです(申命記21:17)。

エリヤはエリシャの願いに、「あなたはむずかしい注文をする」(Ⅱ列王記2:10)と応えます。それは、人に神の霊を与えることができるのは、主なる神だけだからです。しかし、私たちはエリシャの態度から、主に熱心に求め続けるべきことについて励まされます。主イエスは、「天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」(ルカ11:13)と約束しておられます。

私たちクリスチャンは、主イエスの十字架の贖いによって救いを頂いたと共に、求める者には誰にでも「聖霊」が与えられるという約束も頂いています(ルカ24:49)。ですから、いつも心に住まわれる聖霊と共に歩んでまいりましょう(ガラテヤ5:25)。

Ⅲ.主イエスを信じる者は聖霊の宮である

エリシャは、自分の願いが聞かれるのは、エリヤが主によって「取り去られる」のを見ることであると告げられます(Ⅱ列王記2:10)。そして、エリシャはエリヤが天に上げられるのを確かに見たのでした(Ⅱ列王記2:11)。

エリシャがこの後、エリヤの身から落ちた外套を取ってヨルダン川の流れを打った時、水は左右に分かれ、彼は確かに神の霊が自分の内にとどまっていることを知ったのでした。

主イエスは、弟子たちに自分が去って行くことはむしろ彼らにとって益であると語られました。それは、主が去って行くことによって「助け主」である聖霊が遣わされるからです(ヨハネ16:7)。弟子たちは、主イエスが去って行く有様を確かに目撃しました(使徒1:10)。しかし、その後、彼らはペンテコステの日に約束の聖霊を頂いたのでした。そればかりではなく、彼らは、再び主イエスが帰ってこられるという約束まで知らされたのです(使徒1:11)。今日、私たちに聖霊が豊かに与えられていることを感謝しましょう。そして、主イエスがいつ再臨されても良いように、堅く信仰に立ち、主を待ち望もうではありませんか。

結 び

エリシャは、エリヤから決して離れませんでした。エリヤが主の霊に満たされて、主の働きをしているのを知っていたからでした。新約時代の今、主イエスの十字架の贖いによって、主を信じる者の内には聖霊が住んでくださっています(Ⅰコリント6:19)。御霊に飢え乾き、御霊に満たされ、励まされて、ますます主と共に歩まさせて頂きましょう。

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