礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2017年礼拝メッセージ

『すべてが新しく』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

本日の聖書箇所から、主が人を新しく創造されるということについて見てまいります。

Ⅰ.主に新しく造られた者は主のために生きる

パウロは、「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です」(Ⅱコリント5:17)と語りました。それは、年が改まったからとか、私たちを取り巻く周囲の状況が変わったからではありません。主イエスの十字架の贖いによる父なる神との「和解」によって、神の民として新しく創造された者とさせて頂いたからです。

神と人との和解のために、父なる神はひとり子イエスを遣わしてくださいました。主は罪人である私たちすべてのために、十字架の贖いの業を成し遂げてくださいました。それによって、主イエスを信じる者は、罪に死んだ者とされ、新しくキリストの復活の命に生きる者とされたのです(ローマ6:4)。

私たちは、キリストの命に生きる者とされ主のものとされたのですから、私たちのために死んでよみがえってくださった主のために生きようではありませんか(ローマ14:8)。

Ⅱ.新しく造られた者は、霊の目を開かれている

主なる神との和解を受け入れるためには、主イエスを知って救いを受け入れなければなりません。そこで、パウロは主を「人間的な標準」で知ろうとはしないと断言しています(Ⅱコリント5:16)。

以前のパウロは、キリスト者を迫害する者でした。人間的な標準で主イエスを見ていたパウロは、イエスが神に呪われた者で、みじめに十字架で死んだ一人の極悪人と考えていたからでした。しかし、復活の主はパウロに出会ってくださいました。主は彼の霊の目を開いてくださり、真の救いを理解させてくださったばかりではなく、主を宣べ伝える者へと変えてくださいました(使徒9章)。これは聖霊によることでした。

聖霊は、主イエス・キリストを私たちに示してくださるお方です。私たちに主が語られたことや御言葉の真理を教えてくださり、主が話したすべてのことを思い起こさせてくださいます(ヨハネ14:26)。この年も、「人間的な標準」で主を知るのではなく、聖霊により霊の目を開かれて、主を知ることを切に願い求めて行きましょう(ヨハネ17:3)。

Ⅲ.新しく造られた者の使命

パウロは。「神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。」(Ⅱコリント5:18)と語りました。「和解の務め」は、パウロのみならず主イエスを信じたすべての人に委ねられている務めです。

父なる神は、御子イエスの十字架の贖いによる和解を、人々が受け入れるように私たちクリスチャンを「キリストの手紙」(Ⅱコリント3:3)として、また「キリストの使節」(Ⅱコリント5:20)として用いられます。しかも、「神が私たちを通して懇願しておられる」のです。それは、主の御心が「すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられる」(Ⅰテモテ2:4)からであり、その救いの恵みがやがて閉じられる時があるからです(Ⅱコリント6:2)。

この年も、主イエスの十字架の贖いによって、神の民とされているという確信を堅く持って、福音を人々に宣べ伝えて行きましょう。聖霊の御声に励まされ、出かけて行く時、どんなに小さく些細な言葉や行為であっても、主が用いてくださることを覚えましょう。

結 び

誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られたものです。主が与える「新しさ」とは、神との和解によって与えられる主イエスとの交わりに生きることです。主イエスは、神と人との和解のために世に遣わされました。主の十字架の贖いによって、私たちは神との和解を頂き、大胆に主の恵みの御座に近づくことを許されたのです。主の和解を喜び感謝すると共に、この和解の福音を周囲の人々に伝えさせて頂こうではありませんか。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分