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『神は私達と共にいる』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 出エジプト3:1-14

はじめに

本日の聖書箇所から、モ-セと出エジプト会ってくださった主なる神は、いつも私たちと共におられるお方であることを見てまいります。

Ⅰ.聖なる地

モ-セは、かつてエジプトで犯した失敗のため(出エジプト2:11-15)、ミデヤンの地に逃れて40年の歳月が経ち、すでに80歳になっていました(使徒7:23,30)。モーセは以前、エジプトで自分の熱心さで同胞の民を救おうとしましたが、結果的には失敗してしまいました。人の熱心は、時と共にいつしか醒めてしまいます。しかし、万軍の主の熱心は消えることはありません。モーセは、40年の羊飼いの生活を通して、主の熱心へと招かれ、主に用いられるために訓練の時を過ごしたのです。何の変化もないような日々にあっても、主はそれを主の働きのための備えの時としてくださるのです(Ⅰコリント15:58)。

主は、燃えているのに燃え尽きない柴の中に現れて、モ-セに語りかけられます。主はいつも、主の方から人と会って語りかけてくださいます。その時、そこがいかなる所であっても「聖なる地」となるのです。私たちはいかなる時にも、どんな所に置かれても、主が共におられる限り、そこが不毛の地ではなく「聖なる地」であることを覚えましょう。主が私たちと共におられることを覚え、その所で語られる御言葉に聞き従う備えをしましょう。

Ⅱ.主はみわざのために私たちを召し出エジプトされる

燃える柴の中からモーセに語られた主の言葉は、主がエジプトにいる民の「悩みを見て」、「叫びを聞かれ」、「痛みを知って」おられるということでした(出エジプト3:7-9)。主は民の状況を十分に知った上で、救いを成し遂げることを約束されます。その約束の後、モ-セに使命を与えられたのです(出エジプト3:10)。

民を救うのは主なる神であり、モ-セは主ご自身の計画と約束のもとで、その主のみわざに参加するようにと召し出エジプトされたのです。これが主の召命です。主は、モーセを召し出エジプトされたように、今の私たちをも、主の救いのみわざに参加するようにと召し出エジプトしてくださっています。それは、私たちが主のみわざのために使命を頂いて実を結び、その実がいつまでも残るためです(ヨハネ15:16)。

父なる神は、私たちの救いのために、ひとり子である主イエスの十字架による救いをすでに用意してくださいました。私たちは、この主イエスを信仰によって受け入れることで救いを頂くことができるのです(ローマ10:13)。さらには、この救い主イエス・キリストを、宣べ伝えて行く使命が与えられています。どんな時にも福音を伝え、主のみわざに加えて頂こうではありませんか。

Ⅲ.主が共にいてくださるのだから

モ-セは、神の召しにすぐには聞き従うことができませんでした。彼には、過去の失敗や苦い経験など、人間的に見るなら、主の働きに相応しくないことが多くあったからだと考えられます。しかし、主は恐れを抱くモ-セに、「わたしはあなたとともにいる」(出エジプト3:12)と語られました。これが、主の召命、召しにおいて語られる最も重要な言葉であり、しるしです。

主は、私たちを召して使命を与えられる時、私たちに能力があるか否かなどは問題にされません。「わたしはあなたとともにいる」と約束された主に、どれほど信頼して従うかということが最も重要なのです。

主イエスは、「インマヌエル(神は私たちとともにおられる)」と呼ばれお方です。主イエスの救いのみわざによって、「わたしはあなたとともにいる」という恵みが完全に成就したのです。信じる者にはみな、聖霊が住まわれ(Ⅰコリント12:3)、私たちは聖霊に宮とされています(Ⅰコリント6:19)。モーセに与えられたしるしである、主がいつも共におられるという約束は私たちにも与えられているのです。ハレルヤ!

結 び

モーセに現れてくださった主は、その全能の力をもって、燃え尽きることのない熱心をもって、救いのみわざを成し遂げてくださいました。主はご自身のみわざに、いつも私たちを参加させて、その栄光と喜びに預かるようにと機会を与えてくださっています。主がいつも共にいてくださるのですから、どこまでも主に従って行こうではありませんか。

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