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『鷲のように翼をかって』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 イザヤ40:27-31

はじめに

あけましておめでとうございます。新しく迎えた2016年、神の豊かな祝福の中を満たされつつ歩ませて頂きましょう。

Ⅰ.全てのことを益としてくださる主

捕囚のイスラエルの民は、一向に好転しない状況を見て、主が自分たちを見捨てたと思いました(イザヤ40:27)。しかし、捕囚は民を主に立ち帰らせるための、主の御計画でした。私たちに起こる全てのことは、その背後にあって主なる神が支配し、許しの御手の中にあることです。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)私たちはどんな時でも、主に信頼し、主に拠り頼んでまいりましょう。

使徒パウロたちは、第二回伝道旅行において、アジアで御言葉を語ることを聖霊によって禁じられました(使徒16:6)。彼らはその時、自分たちの計画とは全く違う展開に、戸惑いを覚え祈らされたことでしょう。しかし、後になって、幻により聖霊の導きを確信し、マケドニヤに渡って行き、ヨーロッパに福音を伝えることとなったのです。今は理解できなくても、聖霊の導きに従う時、私たちは主の偉大な栄光を見させて頂くことを覚えましょう(イザヤ55:9)。

Ⅱ.主を知り、主に拠り頼む幸い

イスラエルの民は、主を見失ってしまったために、恐れと不安に押し潰されていました。イザヤは、そのような民を励ますために、主がどのようなお方であるかを思い起こさせます。主は永遠の神で、全てを創造された方、そして、疲れることなく、たゆむこともなく、その英知は測り知ることのできないお方です(イザヤ40:28)。そればかりではなく、疲れた者に力を与え、精力のない者に活気を与えるお方です(イザヤ40:29)。

創造主なる神は、その全能の力をもって私たちを助けてくださいます。人にはできないことも、神にはできるのです(ルカ18:27)。主イエスは、人にはとても解決できないような山のような問題でも、からし種ほどの信仰によって動かすことができると語られました(マタイ17:20)。私たちは、どれほど主に信頼し、御言葉に従っているでしょうか。「民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、われらの避け所である。」(詩篇62:8

Ⅲ.主を待ち望め

主に拠り頼み信頼するとは、主を待ち望むということです。なぜなら、全ての力、恵みなどの良きものの源は、主なる神からのものだからです。私たちは時に、弱さをおぼえ、主の御心から離れてしまうことがあります(イザヤ40:30)。しかし、力とあらゆる祝福の基である主に結びつけられる時、主は新しい力を与えてくださり、歩み続けることができるようにしてくださいます。

主イエスは、「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)と語られました。父なる神は、偉大な助け主である聖霊が私たちと共におられるようにしてくださいました。聖霊は、私たちがいかに困難な、大きな問題の中にあっても、たゆんだり、疲れることなく、鷲のように翼をかって上るように、引き上げてくださるのです。鷲が上昇気流で空高く悠々と舞い上がるように、私たちもこの年、聖霊の上昇気流によって、主の栄光を見させて頂こうではありませんか。聖霊に押し出される時、「走ってもたゆまず、歩いても疲れ」ることがないのです。聖霊を求め、私たちのうちに迎え入れましょう。

結び

主を待ち望む者の姿は、鷲が翼を大きく広げて上昇気流に乗って、高く上る姿にたとえられます。これは、御霊の流れに乗ること、すなわち、御霊に押し出されて行くことを意味します。人の力で精一杯祈って、聖霊の働きを引き起こすのではなく、すでに流れている御霊の流れ、御霊の風に乗せて頂くのです。主の働きは、どこか他にあるのではなく、まさに私たちの中にあることを覚えましょう。今年も、御霊に押し出されて、全てのことをさせて頂こうではありませんか。

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