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『恐れを神にゆだねよ』

説教:髙橋正人牧師
聖書箇所 Ⅰペテロ5:6-11

はじめに

私たちの人生には様々な恐れや心配事があります。本日の聖書箇所から、思い煩いのいっさいを、神にゆだねる幸いをみてまいります。

Ⅰ.主へのへりくだりは、恵みを頂くチャンス

ペテロは、小アジヤの各地に散らされたクリスチャンたちに、様々な困難の中でも、信仰を守り通し、さらには、神から与えられた使命を十分に果たすことができるように励ましました。一人一人の状況を全てご存じの主は、信じる者たちを見過ごしにはされず、一番良い時に救ってくださいます(Ⅰペテロ5:5-6)。川が高いところから低いところへと流れるように、神の恵みは、自分を低くしへりくだる者の上に注がれます。これは霊的原則です。主へのへりくだりは、主イエスの歩みに倣うことです。キリストに倣う時、私たちは、主に似る者とされます。

主は、今も私たちがへりくだり、主の恵みをさらに頂けるようにとあらゆる機会を通して働かれます。私たちが低くされる時、へりくだりを学ぶ機会となります。そして、さらなる祝福を頂く機会であることを覚えましょう。

Ⅱ.いっさいの思い煩いを神にゆだねよ

ペテロは次に、「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。」(Ⅰペテロ5:7)と励まします。それは、「神があなたがたのことを心配してくださるからです。」全てをご存じの主は、だれよりも親身になって私たちのことに心を砕いてくださり、必要な解決を与えてくださいます。私たちクリスチャンも、この世にあって困難は起こり続けます(ヨハネ16:33)。しかし、私たちには、すでに世に勝った主イエスが共に居てくださり、いっさいの思い煩いを主にゆだねることが許されているという偉大な特権が与えられていることを覚えましょう。

私たちは、問題や悩みを、自分がよく知っていることなので自分で解決するのだと、一人占めして抱え込んではいけないのです(詩篇55:22)。主に問題をゆだねるなら、自分の弱さや悪い状況に左右されずに、主の約束を信じて、思い煩いから解放されることを覚えましょう。平安は、主を信じて仰ぐところからはじまります。私たちを心配してくださる主のもとに行き、主を信じて祈り待ち望みましょう(マタイ11:28)。

Ⅲ.堅く信仰に立ち続けよう

聖書は、私たちクリスチャンの戦いは、血肉によるものではなく、「天にいるもろもろの悪霊に対するものです」(エペソ6:12)と教えています。ですから、聖書は「身を慎み、目をさましている」(Ⅰペテロ5:8)ように、「堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」(Ⅰペテロ5:9)と励まします。私たちの信仰の先人達はみな、この信仰の戦いを戦い抜きました(Ⅰペテロ5:9)。私たちは一人で戦うのではありません。ですから、共に励まし合い、執り成して祈り合うことが大切です。

父なる神は、私たちの救いのために、ひとり子をも惜しまずに与えてくださいました。御子イエスは、いかなる時でも、私たちと共におられます。私たちがもっと深く主イエスを知る時、私たちは、神が「しばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださる」(Ⅰペテロ5:10)ことを覚えましょう。

この世にあって、信仰を持って霊的な戦いに勝利するために、主イエスを信じ、「神のすべての武具を身に着け」(エペソ6:11)なければなりません。あらゆる恵みの基である神は、イエス・キリストによって私たちを永遠の栄光の中へと招きいれてくださったお方なのです。ハレルヤ!

結び

主は、私たちを、初代教会の散らされたクリスチャンたちのように、それぞれの場所に遣わしておられます。この地上にある限り、私たちのうちには困難や苦しみがあります。しかし、私たちの現実の中においてこそ、主は「あらゆる恵みに満ちた神」です。ですから、いっさいの思い煩いを、神にゆだねようではありませんか。神を第一に求める時、必要な全てが備えられることを覚えましょう(マタイ6:33-34Ⅰテモテ6:17)。私たちを救いへと招き入れてくださった神は、神の選びの民としての歩みを全うしてくださることを覚えましょう。

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