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『永遠の神の宮』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅱサムエル7:1-17

はじめに

本日は、ダビデの主のために家を建てたいという志に対して、さらなる圧倒的な恵みを約束してくださった主なる神について見てまいります。

Ⅰ.ダビデの主への感謝

ダビデは、全イスラエルの王となった時、主への感謝の表れとして一つの願いを持ちました。それは、主のために神の家を建てるというものです(Ⅱサムエル7:2)。ダビデは、主なる神の恵みに感謝して、主のために自分ができる精一杯のことをしようとしたのです。それに対して主は、ダビデの願いを超えた、さらに大きな恵みの約束を与えてくださいました。

父なる神が与えてくださった恵みは、御子イエスの十字架の贖いです。私たちは、この世の人間関係の中で、相手から何か恩恵を受けると、それに対する感謝やお返しをしようとします。しかし、主が与えてくださった救いの恵みに対しては、それに見合うお返しはありません。私たちができることは、主から頂いた救いを、感謝して頂くことです。主の愛に対して、「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛」(マタイ22:37)するだけです。

Ⅱ.神の思いと人の思い

ダビデ王は、ナタンを宮廷付き預言者として、召し抱えていました。ダビデは、必要な時だけ主に伺うのではなく、常に主の御心を聞くことができるようにと、預言者を自分のそばに置いていたのです。ここに、ダビデの信仰姿勢が表れています。彼は王であるにも関わらず、絶えず預言者と共に生きて、主の御言葉に従うことを第一としていました。

主の住む家を建てるということは、ダビデもナタンも、誰の目から見ても主の御心と思えることでした。しかし、主の真の御心は、人の思いや願いを遙かに超えた偉大なものでした。その夜、主がナタンに語られたことは、ダビデが主の住む家を建ててはならないこと、ダビデの王国を確立させ、その王国の王座をとこしえまでも堅く立てるという、誰も思いつかなかった大いなる約束でした。

主の御心と私たちの思いとは、同じではなく(イザヤ55:8-9)、人が思いもしないかったことを主は用意してくださっています。私たちは常に、主の御心を探り求め、どんな時でも主に信頼して従って行こうではありませんか。「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:6-7

Ⅲ.永遠の神の宮は主イエス・キリスト

人の目にはいかに信仰的に見える計画でも、止められることがあります。その理由は、主だけが知っていることであり、私たちは知る必要のないこともあります。ですから、つねに祈り深く主の御心を探り求め、どんなことにも主に従って行くべきであります。

ダビデが主の御旨に従った時、主は彼のために一つの永遠に続く家を造る約束を与えてくださいました(Ⅱサムエル7:11)。このダビデへの約束こそ、ダビテの子孫として、イエス・キリストを送り、そのキリストによって、永遠の神の国が実現する事の預言でした。永遠の神の家は、主御自身が建てられ、主イエス・キリストこそが神の宮です。

主の御言葉に従った時に、はじめて見えてくる主の祝福があることを覚えましょう。私たちの計画が留められても、各々が出来る最善のことをもって、主を受け入れ、主に従ってまいりましょう。私たちの主は、私たちを恵もうと待っておられ、私たちをあわれもうと立ち上がられるおかたですから、主を待ち望んでまいりましょう(イザヤ30:18)。

結び

主は、ダビデのために一つの永遠に続く家を造ることを約束してくださいました。この「ダビデ契約」は、神の御子イエス・キリストによって成し遂げられました。主イエスの十字架の贖い、救いを信じるなら、だれでも主の救いを頂き、神の国に生きる者へと導かれるのです。永遠の神の宮に生きる者とされたことを感謝し、今置かれている生活の場において、信仰のレースを走り続けてまいりましょう。

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