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『主の救いを見よ』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 Ⅱ歴代誌20:1-22

はじめに

本日の聖書箇所から、主に拠り頼み、国家の危機を乗り切って勝利したヨシャパテ王の信仰を見てまいります。

1.試練は主に近づくチャンスとなる

ヨシャパテは、南ユダの4代目の王で、信仰深く、統治者としても優れた人でした。特に、ヨシャパテは、当時の国際情勢を見て北の大国の脅威に備え、国の防備を固め、北イスラエルのアハブ王と姻戚関係を結ぶほどでした。しかし、どんなに万全と見える準備も、完全ではありません。同盟を結んだイスラエルの王は戦死し(Ⅱ歴代誌18:28-34)、予想もしなかった敵(Ⅱ歴代誌20:1)が、自分たちのすぐ近くから攻めてきました。

王はこの現実を理解し、主に拠り頼み祈ります。自分でできると思っているうちは、本当の意味で、祈ることはできません。彼は、自分たちにはこの大軍に当たる力はなく、どうすればよいか分からないということ、ただ「主に目を注ぐのみである」ということを祈りました(Ⅱ歴代誌20:12)。

王は、この試練を通して、主に対する信頼をさらに強められ、祈りへと導かれました。私たちも、様々な誘惑や罪の世界に取り囲まれています。主よりも、自分の目にはよく見えるこの世のもの、あるいは、自分の判断や知恵、力に頼ろうとします。しかし、それでは、どうしても解決できない試練や問題に遭うことがあります。主は、私たちの信仰の成長のため、より主を信頼するようにと、あえて試練の中に置かれることがあります。私たちキリスト者にとって、ピンチは主の御業を体験する大きなチャンスの時だということを信じましょう。また、頭だけの信仰ではなく、心からの信仰者にならせていただきましょう。

2.主に祈り、御言葉に従い、主を礼拝する

ヨシャパテ王は、ただひたすら主に求め、ユダ全国に断食を布告します。ユダの人々は集まって来て、幼子たち、妻たち、子どもたちも共に主の前に立ち、主の助けを求めました(Ⅱ歴代誌20:4,13)。主の民が心を一つにして、主に祈った時、主は答えられ、レビ人ヤハジエルをとおして、「この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いである」(Ⅱ歴代誌20:15)と語られました。そして、主は敵のところに攻め下れと命じられます。主が戦われるとき、必要なのは私たちの力や能力ではなく、主の御言葉に信仰によって従うことです(Ⅱ歴代誌20:17)。

王は、戦う前に主の勝利を確信して主を礼拝し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを武装した者の前に立たせて、「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」と、主に賛美をささげました(Ⅱ歴代誌20:18-21)。王と民が喜びの声、賛美の声をあげ始めた時、敵の大軍は同士討ちを始めて、ヨシャパテ軍はそれを見ているだけで大勝利をおさめました。

主なる神は、困難や絶望的な中にあっても、主を信じ、救いを求める者に救いの御手を差し伸べてくださいます。御言葉を信じ信仰に堅く立って、主の恵みを感謝し、賛美する者たちには、常に勝利を見せてくださることを覚えましょう。

まとめ

私たちは、困難や問題が起こると、人間的な方法を用いて解決しようとします。しかし、ヨシャパテ王が取った戦いの方法は、この世の人間的なものによるものではありませんでした。彼は、ただひたすら主に助けを求め、御言葉に従って主が勝利を与えてくださることを信じました。信じたしるしとして、主を礼拝し、主に賛美を捧げたのでした。主は私たちに完全な勝利を約束してくださいます。主に心から祈り、御言葉に聞き従い、主を礼拝して行く時、主の完全な救いと勝利が与えられることを信じようではありませんか。

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