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『聖霊を受けよ』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 ヨハネ20:19-23

1.主自ら私たちの所に来てくださる

主イエスが復活された日の夕方のことです。弟子たちは、すでに、主イエスの復活の事実を見たり、聞いたりしていました(ヨハネ20:1-18)。しかし、彼らは、「ユダヤ人を恐れて」戸をしめていたのです(ヨハネ20:19)。このことは、言いようのない恐れや不安を感じていた彼らの心の状態を表わしています。そこに復活の主が入って来られ、彼らの中に立ち、「平安があなたがたにあるように」と言って、手とわき腹を見せてくださいました。主イエスは、師を失った悲しさ、ユダヤ当局への恐れ、主を裏切ったという罪の恐れにおののいている弟子たちに向かって、なお、神は共にいてくださるということを宣言してくださいました。

私たちもこの弟子たちのように、様々な恐れや不安を覚えて、自分の心の戸を閉ざしてしまうということがあります。そんな私たちに対して、主の方から私たちの所に来てくださり、助け励ましてくださることを覚えましょう。「キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び、完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、とこしえの救いを与える者」(ヘブル5:8-9)とされたお方です。主は、私たちが心開き、主と共にあることを待ち望んでおられるお方です(黙示録3:20)。「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(ヘブル4:15-16

2.聖霊の働きは今日も続いている

弟子たちは、はじめ、主の復活を理解することはできませんでした。彼らは、霊の目が開かれていなかったからです。主はそのような弟子たちに、「父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」(ヨハネ20:21)と言われ、息を吹きかけて、「聖霊を受けなさい」(ヨハネ20:22)と命じられました。人が主イエスを信じて生きるとは、復活の主から命の息を吹きかけられて、キリストの命によって新く生きる者とされることです。罪の古い自分に死んで、新しいキリストの命に生きるものとさせて頂いた一人一人が、キリストの証人として世に派遣されるのです。

聖霊はすべてのことを教え、また、主イエスが話したすべてのことを思い起こさせてくださいます(ヨハネ14:26)。私たちは、御言葉と聖霊によって復活の主に出会い、キリスト者とさせて頂きました。主を信じる全ての者の内には、聖霊が共におられます。「聖霊によるのでなければ、だれも、「イエスは主です」と言うことはできません。」(Ⅰコリント12:3)。

約束の聖霊は、ペンテコステの日に、弟子たちに与えられました。異言の伴う聖霊のバプテスマを受けた弟子たちは、キリストの証人として、福音を地の果てまでも大胆に宣べ伝えて行きました(使徒1:8)。初代教会の宣教の働きは、人の能力や知恵によるものではなく、どこまでも聖霊によるものでした。今も変わりない主は、求める者全てに聖霊を与えてくださり、キリストの証人として世に遣わしてくださいます。聖霊の御業は、今日に至るまで継続され、これからも続けられます。私たちは、この聖霊と聖霊によるバプテスマを求めて行きましょう。

まとめ

主イエスを信じる者には、聖霊が内に宿ってくださいます。聖霊は、いつも私たちクリスチャンに主の御心を教え、御言葉を思い起こさせてくださいます。その聖霊が注がれて溢れるとき、異言の伴う聖霊のバプテスマとして表れます。弟子たちがペンテコステの日に聖霊を頂き、キリストの証人として大胆に福音を宣べ伝えたように、今日の私たちも聖霊のバプテスマを頂き、キリストを宣べ伝えてまいりましょう。

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