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『主の御心を求めよ』

説教:髙橋正人 牧師

はじめに

本日は、8歳でユダの王となり、31年間国を治めたヨシヤの信仰復興について、見てまいります。

1.ヨシヤ王は、最初に主の御心を求めた

ヨシヤ王は、祖父マナセや父アモンが行った偶像礼拝を捨て、ヒゼキヤ王を手本とした主への信仰復興を行いました。それは、在位18年目に、宮の修理中に大祭司ヒルキヤが「律法の書」を見つけたことが始まりでした(Ⅱ列王記22:8-9)。ヨシヤは、書記シャファンによって律法の書が読まれるのを聞いて父祖たちの犯した主への背信の罪を知り、「自分の衣を裂き」、悔い改めました。ヨシヤは、律法の書を全ての人々に読み聞かせ(Ⅱ列王記23:2)、宮から偶像を排除し、出エジプトを記念する「過ぎ越しの祭り」を復活させたりするなど、徹底した宗教改革を始めます。しかし、王はすぐに行動を起こしたのではありません。王は先ず、主の御心を知るために、側近5名を女預言者フルダのもとに遣わします(Ⅱ列王記22:14)。

私たちは行動を起こす時、祈って神の御心を尋ね求めているでしょうか。ヨシヤのように、まず最初に主の御心を尋ね、何を行うべきかを知ろうではありませんか。私たちがへりくだって主に祈る時、主は私たちに御自身の御心を示してくださいます。主は私たちが主のもとに来て、主と交わることを望んでおられます。「主を求めよ。お会いできる間に。近くにおられるうちに、呼び求めよ。」(イザヤ55:6)主は、私たちの祈り、叫びに応えてくださるお方であることを覚えましょう(ルカ18:7)。

2.主の御心に従う

主は、預言者フルダを通して、御自身の御心を王に告げられます(Ⅱ列王記22:15-20)。最初に、ユダの罪が示されました。イスラエルが敵国に侵略され、滅ぼされるのは、主を捨て、偶像を神としたからであり、その罪は徹底的にさばかれなければならないということです(Ⅱ列王記22:16)。しかし、主はヨシヤの悔い改めゆえに、憐れみを示してくださいました(Ⅱ列王記22:19)。

ヨシヤ王は、敵国(アッシリヤやバビロン)に勝利すること、命を守られて王としての地位を保つことを願っても良かったかもしれません。しかし、王は先ず主の御心に従い、主に対する徹底的な悔い改めを実行します。その王の態度は、「・・・王は柱のわきに立ち、主の前に契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、精神を尽くして、主の命令と、あかしと、おきてを守り、この書物にしるされているこの契約のことばを実行することを誓った。民もみな、この契約に加わった。」(Ⅱ列王記23:3)とある通りです。

私たちは、主が御心を示してくださったなら、直ちに従おうではありませんか。主は、主の御言葉に聞き従う者を、豊かに祝福をもって満たしてくださいます。「もし、あなたが、あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が、きょう、あなたに命じる主のすべての命令を守り行うなら、あなたの神、主は、地のすべての国々の上にあなたを高くあげられよう。あなたがあなたの神、主の御声に聞き従うので、次のすべての祝福があなたに臨み、あなたは祝福される。」(申命記28:1-2)。また、主イエス御自身も、「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」(ルカ11:28)と、御言葉を聞いて従う者の幸いを約束されています。

まとめ

ヨシヤ王は、律法の書が読まれるのを聞いて、すぐに自分の思いや願いを実行に移しませんでした。先ず、主の御心を求め、御心に聞き従って宗教改革を行いました。私たちも、行動を起こす時、まず、御言葉を読み、主に祈って、御心を教えていただきましょう。イスラエルの民は、主に立ち帰りますが、王が代わると直ぐにまた主から離れてしまいました。しかし、主は、ヨシヤの宗教改革によってさえ変えられなかった根深い人の罪を、御子イエスの十字架によって赦し、新しい主の命に生きる者としてくださいました(ローマ3:25-26)。主の御心は、「御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つ」ことです(ヨハネ3:16)。

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