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『主イエスの御霊に導かれて』

説教:髙橋正人 牧師
聖書箇所 使徒16:1-10

はじめに

本日は、C.F.ジュルゲンセン師が、日本宣教のため来日してから百年目を記念する礼拝です。御一緒に福音を伝えるという恵みについて見てまいります。

1.人が救われるのは聖霊の業による

パウロはシラスと共に、第二回目の伝道旅行を始めます。途中、ルステラで会ったテモテを同行させて、異邦人伝道を進めます。パウロたちは町々を巡回して、エルサレムの使徒たちと長老たちが決めた規定を教え伝えます。これによって、諸教会は信仰を強められ、日ごとに人数を増して行きました(使徒16:4-5)。

その後、彼らはシリアからキリキア・ガラテヤを通り、アジヤ州の中心都市エペソに向かう計画でしたが、アジヤで御言葉を語ることを「聖霊」によって禁じられ、さらには、彼らがビテニヤの方に行くことを「イエスの御霊」が許しませんでした(使徒16:6-7)。こうして、パウロたちの立てた伝道計画は、主によって二度も変更させられたのです。結局、彼らは自分たちの計画にはなかった、トロアスという町に行き着きます。

パウロには、自分で考えた計画や予定があったことでしょう。しかし、その通りに事は運びませんでした。何故なら、人を救うのは徹底的に聖霊なる神の業だからです。パウロは自分の思いの中でではなく、聖霊の導かれるままに伝道しました。私たちも主の御心と信じて始めたことでも、時に主の御計画とは違うことがあることを覚えなければなりません。一つの道が閉ざされたように思うことがあっても、別の道が用意されていることを覚えましょう。パウロたちがへりくだって主の導きに従った時、ヨーロッパに福音が伝えられて行ったのです。

人生において、思わぬ出来事により、計画を断念しなければならなくなったり、遠回りをすることがあります。しかし、後で振り返る時、止められること、遠回りが主の導きだったことが分かるわかる時があります。主は常に、最も良きことを用意されているお方です。

2.人の計画や思いを遙かに越えた主の御心

主の導きに従ったパウロは、トロアスに下ったある夜、幻を見ます。それは、「ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願する」(使徒16:9)というものでした。パウロはこの幻を見て、主が自分たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだと確信し、ただちにマケドニヤへと向かいます。

マケドニヤのピリピという町は、その州においては第一の町でした。そこでキリストの救いに与った三組の人たちのことが記されています。それらは、テアテラ市の紫布商人ルデヤ、占いの霊から解放された女奴隷、看守とその家族でした。彼らを中心として、後に、ピリピに教会が建てられ、教会はパウロの伝道を助け、支えるようになりました。

ジュルゲンセン師は、主から今まで聞いたこともないような国、日本への宣教という使命を与えられました。使徒の働きにあるように、アジアの一人の少女が私たちを助けてくださいと訴えている幻を夫人が見て、日本への宣教を確信しました。それによって、日本にペンテコステ信仰の恵みが伝えられ、今日に至っています。私たちも、主の御言葉と聖霊の導きに従う時、思いもしなかった主の偉大な御業を体験することを覚えましょう。

まとめ

パウロたちの伝道は、聖霊によって導かれました。彼らは、ある時、アジヤで御言葉が語られることを聖霊によって禁止されました。しかし、彼らが主の導きに従った時、ピリピで大きな実りを体験したのです。主の御言葉に従った一人の宣教師によって、私たちの教会の礎が据えられました。「使徒の働き」は、今も続いており、御言葉と聖霊に従った主の弟子たちを通して主の御言葉が語り続けられ、現代を生きる私たちにも届けられました。このことを覚え、私たちも主の御言葉に従い、御霊に押し出されて魂の救いのために主に用いていただきましょう。

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